“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百四十九通目『〇〇さんと同じなのですが』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百四十九通目『〇〇さんと同じなのですが』
会議や打ち合わせ、反省会やフィードバックを共有する会合などで、「さきほどの〇〇さんと同じなのですが」と前置きしてから意見を言ったりしていませんか?
「ああ、自分が言おうと思っていたことを先に言われてしまったなぁ」と思った本人は、自分がキズつきたくないために、「言い訳」として事前に保険をかけるつもりで「〇〇さんと同じなのですが」と言ってしまうのでしょう。
また、「自分だって同じことに気が付いていたり、わかっていましたよ」という主張なのでしょう。
やめた方がいいです。いや、絶対にやってはいけません。
理由は2つです。
ひとつ目。
「さきほどの〇〇さんと同じ意見なのですが」と聞いた途端に、その場にいる多くの人は「なら発言しなくていいよ」とか「違う意見を言えよ、時間の無駄だよ」と思うのです。
そう思われるのは、明らかに「損」です。自分の評価が下がります。
ふたつ目。
ありがちなのですが、序盤こそ「さきほどの〇〇さんと同じ意見なのですが」と言っていたとおり、〇〇さんと似たような発言をしています。ところが話がすすむにつれて、「そんなに同じでもないぞ」という展開になることがよくあります。結果として「同じ意見なのでですが」となぜ言った? ということになります。
君は「さきほどの〇〇さんと同じなのですが」と決して言ってはなりません。それよりも良い手があります。
意見や感想を求められたら、誰よりも早く、真っ先に手を挙げるのです。
そうすれば、「さきほどの〇〇さんと同じなのですが」と言わなくて済むようになります。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百四十八通目」は2024年11月13日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百五十通目」は2024年11月27日の記事
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