日本で何番目の男装パフォーマーか
かつてスペーズの演技を教える先生が、メンバーに言いました。
「みなさん、『何かの日本代表』に会うことってめったにないと思います」
メンバーは頷きました。
「でも、今、目の前にいます。『日本代表』です」
先生は自分のことを指し示しました。
この方は数年前に「自作の詩のようなものを読み語る国内大会」で優勝し、パリで開かれた世界大会に出場した経験があります。間違いなく「日本代表」なのです。
この場面に遭遇し、「2つの意味」で「スゴイな」と思いました。
ひとつは素直に「国内で優勝し、海外の大会に行った」という才能と実績に対する敬意です。
もうひとつは「どんな大会であれ、上位に行けば人に誇っていい」のだということを気づかせてくれたことに対してです。
さて、現在、国内に「男装」することを趣味もしくは自分のライフスタイルの一部としている人は大勢いると思います。
その中で「芸能」として、「男装」している人はかなり限られるでしょう。
さらに「アイドル的な活動」をしている人は、すごく絞られると思います。
2023年7月現在、“東京を除いて” 地方の女性アイドルは約2,400組。男性アイドルは約500組の活動が確認されていると言われています。46の道府県で男性アイドルが500組ということは単純計算して1つのエリアに男性アイドルが10組程度ということでしょうか。
その割合から考えると全国の「男装アイドル」は東京を加えても100組はいないだろうと想像できますし、いやいやそんなにいないでしょうという声も聞こえてきます。
仮に1組のメンバー数が4人程度と考えると、「全国に男装アイドルはいたとしても400人くらい」という計算になります。
どんなに低くても「スペーズのメンバーは男装アイドルとして400番目以内」ということになります。
おー!! 「日本代表」ほどとは言えませんが、1億2千万人のうちの400番以内って考えると、なかなかの「選ばれし者」というカンジがします。
そして、その中で「オリジナル楽曲を歌って踊るだけでなく、コントやお笑い、芝居も出来る男装パフォーマー」はどれくらいいるか、と絞り込むと、その数は急激に少数になると想像できませんか?
スペーズは、日本の男装パフォーマーというカテゴリにおいては、限りなく「日本代表」に近い順位のグループだと自信を持って言える、ということです。
(ただし、知名度はまだまだ低いのですが・・・)
以上
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