“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八十一通目『「悔しい」は「成長」の糧』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八十一通目『「悔しい」は「成長」の糧』
同僚を見て「悔しい」と思うことはあるでしょう。ライバルを見て「悔しい」と感じることもあるでしょう。
いいですね。そう思えるということは「君には、まだまだ伸びしろがある」ということです。ちょっと安心しました。
逆に「悔しい」と思うことがない人は、「自分は誰にも負けていなと慢心している人」か「他人のパフォーマンスを観察できないニブイ人」か「すでに諦めている人」のいずれかです。
こういう人は、もう終わっています。それ以上、芸能の世界にいても本人も他の人も誰も幸せにはなれません。芸能の世界にいる意味がない人です。
ところで、「悔しい」にはかなり幅があります。「あ、いいな」と羨ましく思う程度から「ガーン、叶わないや」と打ちのめされるほどの悔しさまで様々です。
ただ、「悔しい」を通り越して「負けた」と思っていると、それはちょっとマズイです。「負けた」と絶望してしまえば、そこまでです。ゲームセットです。もう、負けたのですからおしまいです。芸能の世界から足を洗ったほうがいいです。だって、「自分で負けを認めている」人が、「勝つこと」などできませんから。
なので、「負け」は自分から認めてはいけません。「負けた」ではなく、「ガーン、叶わないや」か「死ぬほど悔しい」という程度に留めておいてください。
「悔しい」から、いつか追いつき、そして追い越すために「頑張ろう」と励んでください。
芸能は競争の世界です。抜いたり、抜かれたりの世界です。勝負の世界です。勝ち負けはあります。でも、自分から「負け」になっていては話になりません。「負けそうだけど頑張らなければ」ならないのです。
今は「劣って」いるかもしれませんが、1年後、2年後その先まで勝負は続きます。大切なのは「その時、どうなっているか」です。今、「悔しい」と思っていることで「負けている」と考える必要はまったくありません。
「悔しい」と思う気持ちは大事にしてください。それは君の「成長」の糧になります。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八十通目」は2023年7月26日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八十二通目」は2023年8月9日の記事
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