2つのステージを見て
この1カ月の間に見た2つのステージから思うことがあります。
ひとつは先日見たある芸能スクールの発表会です。児童から年配までが所属するスクールの歌やダンス、芝居などを発表する会です。
芸能の世界で活躍するにはまだまだとはいえ、歌やダンスはしっかりとレッスンを受けていると見えて、ポツポツと才能を感じさせる人がいました。将来が楽しみだな、と思いました。
ところが、演目と演目の間をつなぐトークコーナーはラジオパーソナリティを育成する部門のスクール生が担当しているのですが、歌やダンスのレベルと比べると数段レベルが下がるのです。そういえば歌を歌うグループもMCをはさむのですが、MCトークは、あまり得意ではない様子でした。
歌やダンスと同じようにMCやトークについても講師はいるはずです。しかし、トークというものは歌やダンスとは違って、稽古場で何回も繰り返せば上達するというものではありません。やはり「場数」がモノを言うのです。
もうひとつはひと月ほど前のステージです。東海エリアのラジオ・テレビで活躍するお笑い芸人2人のユニットのワンマンショーです。
このエリアでは珍しいほどのレベルの高いエンターテインメントでした。130席は2回の上演ともに満席でした。お笑いも面白くトークも楽しかったです。
2人の丁々発止のトークコーナーを見ている時にふと思ったのです。「ああ、この人たちに及んでいるとはいえないげと、卒業していったメンバーのトークスキルは、かなり良いレベルまで到達していたんだなぁ」と。本当にそうだと思ったのです。
学んでも習ってもトークスキルはなかなか上達はしません。しかし、スペーズでは演劇や、お笑いを実践することがトークスキルの向上に寄与しているのだろうと思います。
歌やダンスと同じくらいトーク力は芸能の世界で生き残っていくためには重要なものなのです。
以上
0コメント