一日ひとつの気づきや発見を ①

 スペーズの正規メンバーには『一日ひとつの気づきや発見を』するようにお願いしています。


 スペーズは歌やダンス以外にも小芝居や即興劇を披露します。それだけではなく漫才やコントも自分たちで創作し発表します。

 お笑いのネタを考える時の手がかりや参考になるのが『一日ひとつの気づきや発見』のメモなのです。メンバーは大体スマホになんらかの形で記録しています。

 『一日ひとつの気づきや発見』といっても、大層なものではありません。くだらないものでいいのです。ただ、自分が、何かに「!」となったかどうかだけでいいのです。SNSのネタやInstagramの被写体を探すのと同じ感覚でいいのです。

 

 例えば電車の車内吊りにテレビドラマの原作本の広告を見つけました。作者の名前は「井上真偽」。「いのうえ・・・?」読めません。テレビドラマはシーズン1を見ていたので知っていましたが、原作者の名前は知りませんでした。検索しました。


 「井上真偽 (いのうえ まぎ)」。カッコイイ!


 ペンネームでしょうが、ミステリー作家の名前が「真偽 (しんぎ)」というのはシャレています。さらに「マギ」というのは聖書に出てくる名前です。イエス・キリストが生まれたときに東方から来た3人の賢者のことです。色々と深読みしてしまいます。


 こういう名前の付け方はフィクションを創作する際に参考になります。


( 商品の宣伝が目的ではないので画像の加工はしていません )


 3月のことですが、一本の木に「白」と「赤」の花をつけている木を見つけました。「キレイ !」ですし、「不思議 !」と思いました。どうして1本の木なのに2色の花が・・・検索しました。


 

「源平桃」という桃の花でした。


 なるほど。源氏の旗の色「白」と平家の旗の色「紅」が共存しているからから「源平桃」。うまいネーミングです。 


 なぜ1本の木に2色の花が咲くのか調べました。

 赤い色はアントシアンという色素から作られます。この色素を作り出す遺伝子の突然変異が1本の木の中で起こることで白紅の花が咲くのだそうです。

 白紅の花の咲く割合は毎年違うので、この木が有名な観光地では「今年は源氏が勝った」「平家が多かった」と毎年楽しんでいるそうです。



 ちょっと人に話たくなるネタだと思いませんか?

                                             以上

(文中敬称略)


「一日ひとつの気づきや発見を ②」に続く

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。