“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 一通目『普通の人とは違う努力』
メールや面談で「アイドルになりたい」という人や「スペーズに入りたい」という人、時には「スペーズのメンバー」に対して助言をしてきました。
それらの助言は時と場合によって、微妙にニュアンスが変化していったりもしますが、大筋では第三者が聞いても「そりゃ、そーだよね」という内容だと思います。
しかし、「改めて言われて気が付いた」ということも意外にあるようです。少しずつ紹介していきます。
◆ 「稽古をおためしで体験」する人たち
スペーズへの加入を検討する人が、「稽古をおためしで体験」する制度があります。「練習生制度」です。オーディションを受けずに「練習」を積むことでスペーズのメンバーになることを目指す仕組みです。
正規メンバーとは別の時間帯にレッスンを受けますが、講師は正規メンバーに教授する人たちと同一です。レッスンの内容も正規メンバーが受けた「初歩」や「基礎」です。
だいたいの人が2~3回、レッスンを受けた時点でスペーズに入ることを諦めていきます。中には1回レッスンを受けただけでギブアップする人もいます。それだけではなく、スペーズには稽古があるということを知っただけで断念する人もいます。
「スペーズに入りたい」という人のほとんどが「芸能未経験」の人たちです。体を動かしたことも、カラオケ以外で歌を歌ったこともない人たちです。それでもかまわないのですが、「初歩」や「基礎」を避けて、ステージに立てるほどスペーズはぬるくはありません。
諦める理由はひとつではなく複数あるのかもしれません。しかし、「続かない」のでは意味がありません。色々な理由があってもそれらを乗り越えなければ、“何者か” になることは出来ません。
ひょっとしたら、スペーズの歌とダンスを「歌ってみた」「踊ってみた」感覚でマネできれば、すぐにステージに立つことが出来ると思っていたのかもしれません。
◆ 「 “アイドル”もしくは “何者か” を目指す君へ 一通目『普通の人とは違う努力』」
ステージでスポットライトを浴びて、歌い踊るアイドルに多くの人は憧れを抱きます。アイドルとは、憧れられる存在です。もう、その時点で「普通の人とは違い」ます。
「普通の人とは違う」のですから、「普通の人と同じ生活」をしていません。「普通の人がしていないコト」をしています。日々の稽古だったり、自主トレだったり、勉強だったり色々です。
「普通の人とは違う努力」をしています。1日は24時間しかありませんから、「普通の生活」だった時とは時間の使い方を変えないといけない場合もあります。そうやって努力をしている人だけがステージで拍手と歓声をもらえるのです。
「努力」もせずに “何者か” になれると思っていたら、それは間違いです。「芸能」の世界に入りたいのであれば、ちゃんと「努力をする覚悟」をしたほうがいいですよ。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二通目」は、2022年2月20日の記事
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