練習生という制度

　スペーズには「練習生制度」というものがあります。オーディションを受けなくても「練習」という名目の「レッスン」を受講して、基礎力を身に着けた段階で「スペーズ研修生」になれる制度です。

　コロナ禍でオーディションを受験できなかった人を救済する仕組みです。オーディションを受けなくても「書類審査を通過した人」なら「練習生」になれます。

　練習生側のメリットは、オーディションの実技審査がないので、「未経験であるがゆえに落とされる」ということがないこと。そして、スペーズに入ったら、どういうレッスンを受けるのかを体験できるということです。

　スペーズ製作委員会側のメリットもあります。オーディションの実技審査だけではわからない受講者の良い部分を「練習」の過程で発見できるということです。

　練習生は正規メンバーとは別の時間帯にレッスンを受けます。正規メンバーに教授する講師がレッスンにあたります。レッスンの内容も正規メンバーがグループ加入した初期に受けたものや、基礎的なものです。ちなみに「練習生」は「練習」しているだけの人なので、「スペーズの」という修飾語は認められていません。この時点では、グループの一員ではないからです。

　「練習生」が「スペーズ研修生」になるまでの期間に決まりはありません。「スペーズ研修生」相当の技術と知識を身に着けた時点で昇格になります。ただし、そのあと「スペーズ研修生」から「スペーズ正規メンバー」になるまではさほど時間はかかりません。

　いつか、「練習生」から「スペーズ正規メンバー」になる人が出てくることを期待しています。