メンバー インタビュー 「スペーズと自分」高月 圭②
── 高月 圭はこれまでに外部の劇団の演劇公演 (劇団スマイルバケーション『 trust 〜幻想の果て〜 』2018年10月、ROCKMAN Presents 岩男組×ちくさ座『怪談音楽劇 「踊る BACH 芳一」』2021年9月) に客演したり、長編映画 (林 一嘉監督『キドラアローン』2019年8月上映) に出演していますね。
はい。スペーズは短くてコントチックなお芝居が多いのに対して、外部の演劇は1時間を超える長さがあり真面目で切なくて熱いお芝居でした。外部の演劇でいただいた役が、どんな人物なのか深く深く掘り下げて人物像をはっきりさせていくこと必要なんだという壁にぶち当たりました。今までスペーズでやっていたお芝居ではぼんやりしすぎていて、全然ダメなんだと知りました。演出の先生や先輩方に聞いたりして少しずつ作り上げていきました。外部の演劇に出演することでしか知らなかった世界があって、知識がありました。ひとつのものをつくることに想像以上に多くの方が関わって、それぞれがプロフェッショナルを発揮してるのを目の当たりにしました。自分の小ささや無力さを感じると共に、作品の一部になれていることに感激しました。出演する機会をくださった劇団の皆様、いろいろ教えてくださった共演者の皆様、背中を押してくれたスペーズメンバーには感謝しています。また、アクションで殴りあったり棒を振り回したりすることもあって、怪我させないかめちゃくちゃ怖かったです。あと、劇場全体に響くくらい大きな声が出ないのは今でも自分の課題です。
それから、エステサロンを経営する会社の20周年記念パーティの司会進行のお仕事をいただいたりしました。司会をするのは初めてで、すごくドキドキしました。僕、あがり症だし人見知りするので緊張がすごかったです。時間通りに進行すること、お客様たちが楽しめるように固くならないこと、失礼のないように、気をつけることがたくさんあって「司会進行ってこんなに大変なお仕事なのか!もうやりたいない!」と思いました。気の利いたことを思いついたのに言えなかったのを今でも後悔しています。今ではまた司会をやってみたいし、あのころよりもうまくやりたいと思います。
── 高月 圭は台本も書きますよね。
はい。スペーズに入ってから、台本を書くという素っ頓狂なことをするようになりました。 「こんな人いたらおもしろいな」という発想から生まれた「夜、公園」や、僕的に全世界から共感を得られる言葉遊びだと思って台本を書いたのにほとんど共感を得られたなかった「擬態部」。台本を舞台に乗せることで、自分の思考がちょっと変なんだと発見がありました。前説の代わりになればいいなと思って書いた「生徒会」は、スペーズメンバーの性格や関係性を加味してセリフを考えました。自分の思い通りにメンバーが動くことが愉快だし、狙ったところでお客さんが笑ってくれるとめちゃくちゃ嬉しいです。思っていたこと以上のことをメンバーがやってくれると「こいつ最高かよ!」とワクワクします。スペーズのメンバーだけで作品をつくることが出来る、という自給自足感に高揚します。近い未来に、真面目で人の真理に近づくような台本が書けたらいいなぁと書いては消してを繰り返しています。筆が進みません。
── スペーズでは今後、どのように活動していきたいですか。
やっぱり変わらずグループ活動でジャニーズみたいにキラキラしたい!イヤモニしてみたいです!! ソロで活動することも役者になることも考えられないです。裏方で人を支えてみたいという欲望も芽生えてきています。
── ファンの皆さんにひとことお願いします。
いつも応援してくれて、好きでいてくれてありがとうございます!貴方がいてくれるから僕らは存在できます。貴方から好きという感情をもらうために、貴方の感情を動かすために僕は全力を尽くします!一言じゃなくなりました!もう黙ります!! 以上
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