“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百十七通目『周囲を俯瞰して見てほしい』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百十七通目『周囲を俯瞰して見てほしい』
人は、自分が強く何かを望んでいるときほど、視野が狭くなるものです。
「もっと上手くなりたい」、「もっと成長したい」、「これがしたい」、「あれが欲しい」。
その気持ちは、とても大切です。むしろ、何かを目指すためには必要なことです。
しかし、同時に、覚えておいてほしいことがあります。それによっては「何者かになれるか、なれないか」が大きく分かれることになります。
君が何かを望むとき、そこには必ず「自分以外の人」が存在しています。君が何かをお願いをする相手。その相手と同じような位置にいる別の人。その人たちのそれぞれ立場。その関係性の中で成り立っている役割。
世界は、君一人だけで出来ているわけではありません。だから時々、少しだけ高いところから物事を見てみてください。「自分の願いを中心に世界を見る」のではなく、少し離れた場所から、「全体を見渡す」。
このお願いをしたら、 誰が関係するだろうか。その人はどう思うだろうか。その人の立場から見たら、 この出来事はどう映るだろうか。
そうやって「俯瞰して見る」ことができる人は、 周りの人から信頼されるようになります。「ああ、自分のことをちゃんと理解して物事を進めてくれる人だな」と思われるからです。そうやって、「信頼関係」は育まれていくのです。
「信頼」というものは、この世界では「チャンス」という名前の「通貨」のようなものです。とても大事なものです。
人は信頼できる人にしか「通貨」を渡しません。売れる人と売れない人の差は、才能や努力だけで決まるわけではありません。どれだけ周囲の人から「通貨」を得られるかで運命が左右されることがあります。
それは、多くの場合、「周りが見えているかどうか」で決まったりするのです。「自分のやりたいことだけを見ている人」は、途中で必ず誰かと衝突します。
しかし、「周りの立場や関係を理解して動ける人」は、周囲から認められ、多くの人を味方にできます。
そして「芸能の世界」では、味方が多い人が最後まで残るのです。
「夢を追う」「 向上心を持つ」。とても大事です。でも、それと同じくらい大事なのが、 「世界の中で自分がどこに立っているのかを冷静に見つめる視点」です。
自分の足元だけではなく、全体を見渡すこと。「俯瞰して見る」こと。
それができる人は、ただの「夢を追う人」では終わりません。周りから応援され、「チャンス」を得られる人になるのです。
「何者かになれるか、なれないか」。その大きな分岐点が、「周囲を俯瞰して見る」ところにあるのです。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百十六通目」は2026年3月11日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百十八通目」は2026年3月25日の記事
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