気になる2つの「オーディション番組」
スペーズとは関りはありませんが、現在進行形でとても気になっている「オーディション番組」が2つあります。
ひとつは元大型事務所に所属していた男性グループが新体制となり、新メンバーを募集するオーディション。
もうひとつはラッパーでシンガーである女性アーティストがプロデュースする新設女性グループのオーディションです。
それぞれ長期に渡って選考を行っており、共に番組として配信中です。
前者は新メンバーの選考を現メンバーが直接行っているところが見どころです。
これまでにもオーディション番組は数多くあります。が、現メンバーが、ここまでガッツリと「自分たちの新しい仲間」を選んでいく様子を見せるスタイルは珍しいです。
一般的なオーディション番組では、「主役」は「選考される側」であり、彼ら彼女らが審査の過程で成長していく様をドラマティックに視聴者に見せていくのがセオリーです。
しかし、この「男性グループ新メンバーオーディション」では、選考する側も「選考の経験が豊かではない」ため、困ったり悩んだりする姿を見せます。同じ事務所の先輩のアドバイスを受けるなどして、課題を克服していくのですが、この構成が画期的です。
「選考される側」と「選考する側」が、一緒に成長していく様子はとても新鮮です。そして、最終的に「新メンバー」が加わった時には「苦労を共にしてきた仲間たち」というチームの誕生を視聴者とファンは目にすることになります。
結果がでるのはまだ先ですが、目がはなせません。
後者の「新設女性グループオーディション」も期待値の高い番組です。
まず、なんといっても「プロデューサーである女性アーティスト」には強力なパートナーがいます。自身も男女混合グループのメンバーであり、オーディションから男性ダンス&ボーカルグループを作り出した成功体験を持つ「男性プロデューサー」です。
この男性の協力を得て、選考会は進んでいくので審査の方法も、この男性の実績がひな型になっています。
このオーディションは「可能性重視」となっており、見た目や年齢、経験値は優先されていない点も注視したいところです。
女性グループというとビジュアルが重視されがちです。しかし、その傾向に偏った結果、差別化に苦心するグループが乱立しているのが業界の現状です。もちろん外見とパフォーマンス力を兼ね備えているグループが今も生き残っていることは言うまでもないことではありますが。
この選考基準はプロデューサーである女性アーティストの自身の過去の辛い経験から生まれていることが番組中にも示唆されます。きっと「唯一無二の個性を持つグループ」が誕生するに違いありません。
ところで、この「オーディション番組」の見どころです。それはメインの女性プロデューサーとその側にいる男性プロデューサーです。
オーディションには過程で「合格」と「脱落」のシーンがあります。選考である以上、これは仕方がありません。
この時、2人のプロデューサーが参加者にかける言葉が素晴らしいのです。それは合格した人にも脱落する人にも分け隔てなく伝えられる珠玉の言葉の数々です。相手を尊敬し、愛をもって接し、様々な可能性のあり方を伝えるのです。
きっと芸能の道を目指す人やすでに芸能の世界にいる人にとっても、発見や励ましを得られる名言ばかりではないでしょうか。2人のその言葉を聞いてほしいがために、番組の視聴を周囲に薦めています。
このように「2つのオーディション番組」は、見どころに満ちています。「興味が沸いてきた」という方は、今からでも遅くありません、是非一度、ご覧ください。
以上
0コメント