“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百三十六通目『“締め切り日”を信じるな』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百三十六通目『“締め切り日”を信じるな』
その「締め切り日」は本当の「締め切り日」ではないと思ったほうがいいです。
誰かから何かを依頼された時、「締め切り日」を設定されたり、何かの応募に「締め切り日」があったりしますよね。
君はいつまでに「何か」をすればいいと思っていますか?
「締め切り日」ギリギリまでですか?
それとも「締め切り日」の前日までですか?
とにかく「締め切り日」に間に合うように、、ですか?
正解は、
「締め切り日」を知った「その時」です。
「締め切り日」まで何日ある、という考え方ではいけません。
「締め切り日」を知った時から、どれだけ迅速に「何か」をするかで、君の価値は大きく変わります。
特に芸能の世界では「締め切り日時までに〇〇すればいい」と思う人は芸能や仕事に対する熱量が低いと自覚したほうがいいです。
課題を提出する側は便宜上、「締め切り」を設定します。が、それはあくまで「デッドライン」でしかありません。
「最悪でも、その日時までには提出してね」という「デッドライン」であって、「その日時より前に出してはいけません」という意味ではありません。
「早ければ早いほうがいい」に決まっているのです。少なくとも受け取る側の負担は大幅に減りますから、提出が早い人は感謝されますし、評価も高まります。
もし、課題が君のパフォーマンスに関するものだったとしたら、即座に提出するべきです。「自分自身のこと」なのですから、迅速に対応できて当たり前のはずです。「“未来の自分” に責任感をもって」向きあうべきです。そうしなければ、君のパフォーマンスは永遠に向上しないですよ。
また、「締め切りギリギリ」の人は、チャンスも逃しがちです。
世の中では、「締め切り」よりも先に作業が早く締まってしまうことなどは、実はよくあることです。
そこには色々な事情が関係したりするのですが、君がせっかく応募したとしても、もう、当選者が決まってしまっている、ということだってあり得るのです。
「それではいったいなんのための締め切りか」と君は憤慨するかもしれませんが、残念ながら本当にそういうことはあるのです。
その「締め切り日」を本当の「締め切り日」と思っていてはいけません。「締め切り」は「今」です。「締め切り日」を待たずに、今すぐ提出したほうが、チャンスをより多く手にできますよ。これは芸能の世界を生き残っていくうえでの知恵だと思ってください。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百三十五通目」は2024年8月14日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百三十七通目」は2024年8月28日の記事
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