「非日常×ワクワク」=「成功するコンテンツ」


 「エンタメ事業」の世界には、『絶対に成功する法則』は存在しません。そんなものがあれば「誰でも成功」できてしまうからです。誰でも成功できるというわけではないので、「エンタメ事業」はビジネスとして成り立っているのです。


 しかし、「成功するコンテンツ」は、結果としてある『方程式』に当てはまることがわかっています。

 

 それは「非日常×ワクワク」=「成功するコンテンツ」というものです。


 「なんだ、そりゃそーだよ」「当たり前じゃん」と思うかもしれません。そーなんです。「当たり前」なんです。とゆーか、「成功してしまったコンテンツ」=「非日常×ワクワク」という順番で読み解けば「当たり前」のことなのですが、実はひとつ「落とし穴」があるのです。その「落とし穴」がこの『方程式』を必ずしも「当たり前」とは言えないものにしているのです。


 その「落とし穴」は「ワクワク」に潜んでいます。


 エンタメを作り出そうとしている人間は「非日常×ワクワク」の方程式を基に「コンテンツ」を創出します。この時、「ユーザー (消費者)」より「エンタメを作る側」が「ワクワク」してしまうことがあります。つまり、「作り手だけ」が勝手に「ワクワク」しているということです。

 このパターンは、ほとんどの場合、「失敗」します。


 例えば、「イベント」の場合。作り手が「どーだ、こーゆーのは面白いだろ」とワクワクしながら、イベントを制作しても、ユーザーのワクワクを理解していないと「ひとりよがりのマスターベーション」的なイベントになってしまい失敗します。

 あるいは「創作物 (コンテンツ)」の場合。作り手が、「面白い」と思っていても、受け手が必ずしも正しい解釈をしてくれるとは限らないので、「どこが面白いの?」となってしまうことは珍しくはありません。


 同人コンテンツなら自分が面白ければそれで良いのですが、商業コンテンツではそういうわけにはいきません。

 自分が面白いと思っていても、ユーザーは面白いと思わないかもしれない。そういう客観的な視点が常に大事だということです。

 ここが「落とし穴」なのです。


 

 「自分はワクワク」するが、ユーザーも「ワクワク」してくれるかだろうか。スペーズの場合も常にこの検証作業の繰り返しです。


 果たして、「非日常×ワクワク」=「スペーズ」になっているかどうか。


 客観的な視点を忘れずに、今日もコンテンツを制作しているのです。

                                               以上

 

 

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。