“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 六十九通目『どれくらい練習すればいいのか』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 六十九通目『どれくらい練習すればいいのか』
「どれくらい練習すればいいのか」という質問があります。
答えは「自分が納得いくまで練習する」です。これしかありません。
君には苦手なことがあるでしょう。もしくは今までやったことがないことに挑戦しなくてはならない時があったりするでしょう。
稽古場で先生からレッスンを受け、家に帰ってから反復練習をするでしょう。繰り返し何度も何度も。そして、また、稽古場で練習の成果を先生にチェックしてもらい、修正してもらい、覚え、家に帰って練習するはずです。ひたすらにその流れの繰り返しだと思います。
上達のポイントは「前回の稽古」と「今回の稽古」の間、つまり家での「練習」です。
「練習」は「量」より「質」とよく耳にしますが、「質の高い練習」ができるようになるには、ある程度の「経験」が必要です。知識も経験もない人が「質の高い」練習など出来るはずがありません。
一番信用するべきなのは「これで良し」という自分自身に対しての「納得」です。その「納得」が得られないような おざなりの練習では、何も上達しませんし、何も獲得できません。
「練習」で、そこまで自分を磨き上げてこそ、次の「稽古」でさらに上を目指すことができるのです。
時間がかかるかもしれません。面倒くさいかもしれません。しかし、それでもやらなければならないのです。
その「練習」は誰かよその人のものではありません。自分が上のレベルに行くためのものです。
だから「どれくらい練習すればいいのか」という質問の答えは「自分が納得いくまで練習する」しかない、ということになるのです。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 六十八通目」は2023年5月3日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 七十通目」は2023年5月17日の記事
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