“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 六十七通目『稽古場で出来ないことは本番でも出来ない』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 六十七通目『稽古場で出来ないことは本番でも出来ない』
稽古場で何度繰り返しても出来ないことってあります。どうして上手くできないのだろうと本当に思うことがあります。当然、それは出来るようになるまで反復練習をするしかありません。
そして、稽古場で出来なかったことが、突然、本番の舞台で出来るようになるということは絶対にありません。そんなことは「あり得ない」のです。
だから、まずは「必ず稽古場で出来る」ようにならなければならないのです。
稽古場では出来なかったけど、時間がないからとにかく本番に臨もう。ひょっとしたら本番では出来るようになるかもしれないなどと思ってはいけません。舞台をナメてもらっては困ります。
逆に「稽古場では出来ていたのに本番で出来なくなる」というケース。これはいくらでもあります。もう、これ以上上手には出来ないくらいに極めた、と思っていても「本番」ではボロボロの状態になってしまうということは珍しくはないのです。
つまり、「本番」というのは「稽古場」よりも難しいしコワいということです。
なので、君がしなければならないのは、「まずは稽古場で極める」ということです。稽古場で出来ないことが、いきなり本番で出来るようになることなどないわけですから、とにかく稽古場で100回やって、100回とも満足いくように出来るようになるということが必要なのです。
「稽古場で出来ないことは本番でも出来ない」と肝に銘じてください。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 六十六通目」は2023年4月19日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 六十八通目」は2023年5月3日の記事
0コメント