“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 五十四通目『出来ない自分を責めなくていい』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 五十四通目『出来ない自分を責めなくていい』
歌うこと、踊ること、人前でしゃべること。人を笑わせること。やろうと思えば、だいたいの人は出来ることです。
ただし芸能の世界ではそれらをお客さんから対価を頂いて披露しなければなりません。対価に値する歌やダンス、トークやお笑い、お芝居を提供しなければなりません。
つまり、「今まで出来ると思ってやってきたモノ」とは「まったく別のモノ」を身に付けていかないと芸能の世界では生きていけないということです。
「今までとはまったく別のモノ」を少しずつ、順々に覚えていかにければならないわけです。だから「今、出来なくても」それは当たり前のことなのです。まだ、すべてを習得したわけではないのですから。
なので、君が今、芸能の世界に入って「何かが出来ていなくても」『自分を責めなくていい』のです。
ただし、「出来なくていい」のは、「今だけ」です。「次回は出来るように」なりましょう。
「現在はできなくても将来には出来るようになる」。そういう気概は持っていないといけません。常に向上しようと努力しなければ芸能の世界では生き残っていけません。
そういう気持ちがあるのであれば、今、何かできないことがあっても「出来ない自分を責めなくていい」のです。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 五十三通目」は2023年1月18日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 五十五通目」は2023年2月1日の記事
0コメント