“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 五十通目『正しいのは「客観」』

◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 五十通目『正しいのは「客観」』


 自分のステージパフォーマンスの録画を観てください。それがお客さんの目から観た君の姿です。


 どんなに自分が出来ているつもりでも、どんなに自分が考えた演技でも、それは「主観」でしかありません。

 芸能においては「主観」は最上位ではありません。お客さんに観てもらってナンボの世界ですから正しいのは「客観」だけです。


 稽古の時も最後には録画して確認してください。そこには様々な「思っているのと違う」自分の姿が記録されているはずです。

 時にはスローモーションで、さらにはコマ送りで自分の動きをチェックしてください。

 グルーブであれば皆の動きが揃っているのか、どかがズレているのかを確認できるはずです。鏡を見ていては分からなかったところも見えてくるはずです。


 稽古では必ず録画してください。チェックしては直し、また録画する。この繰り返しが君のパフォーマンスを磨いてくれます。


 芸能の世界で正しいのは「客観」であるということを忘れないでください。

                                                 以上


「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 四十九通目」は2022年12月21日の記事

「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 五十一通目」は2022年1月4日の記事



男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。