“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 五十九通目『やりたいこと。やれること。』

◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 五十九通目『やりたいこと。やれること。』

　君は「何者かになりたくて」あるいは「何かをやりたくて」芸能の世界に足を踏み入れているはずです。

　歌手やダンサー、俳優やお笑い芸人、MCやリポーター、タレントやモデル。そういった人たちに憧れ、自分もなりたいと思っているはずです。

　しかし、「君がやりたいこと」と「それをやれる才能が君にあるかどうか」は、必ずしもイコールではないというのが現実です。

　とはいえ、努力と運次第では「なれるかもしれない」と思わせてしまうのが、「芸能の世界」の魅力なのかもしれません。

　実際、「なれるかもしれない」ではなく「本当に “”何者か” にかになってしまった人」がごく稀に出現することも事実だからです。でも、そんなケースは本当に一握りの人達だけです。

　ただ、だからといってすぐに諦める必要はありません。

　というのは、君には「やりたいこととは違う」けど「君自身が知らない才能」があるかもしれないからです。

　皮肉なことですが、そういう人はたくさんいると思います。ただ、その中の大多数が「自分がやりたいことではないから」と言って「その才能を放棄」してしまいます。

　もったいないと思います。

　その才能は「他人が欲しくてしかたがない」ものなのかもしれないのに。

　もし、君の近くに「君にはこういう才能があるかもしれない」と言ってくれる人がいるのであれば、真剣に「その可能性」について検討してみるべきです。

　「やりたいこと」と「やれること」が必ずしもイコールではないのが人生だったりします。

　でも、君には天から「君はそれがやれるよ」というものが授けられているのであれば、絶対に無駄にするべきではありません。

　『やれること』を『やりたいこと』にするのも悪くないと思いますよ。

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「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 五十八通目」は2023年2月22日の記事

「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 六十通目」は2023年3月8日の記事