マネをしないでここまできた
2022年が暮れようとしています。
2019年12月に中国で最初の新型コロナウイルスの感染が確認されてから3年が経ちました。依然として私たちはコロナ禍の中にあります。感染症の脅威に立ち向かいながら2023年を迎えようとしています。
きっと新しい年は2022年よりは良い年になると信じています。
先日、国内で男装アイドルの第一人者であるグループのライブを観に行きました。そのグループのライブを観るのは数年ぶりでした。メンバーも入れ替わっており、ライブの構成にも変化がありました。
いくつかの気づきがありましたが、一番感じたことは「スペーズとは違うのだな」ということです。
優劣のことではありません。「ベクトルの違い」です。「どこへどう向かって行こうか」ということです。
そもそも、男装パフォーマンスユニット「SPADES」(スペーズ)を立ち上げた時は「男装アイドルを作ろう」と企画したわけではありません。「アイドル」ではなく「男装したタレントを発掘・育成しよう」というのが話の振り出しです。
したがって、「スペーズ」は、どこかの「男装アイドル」を参考にしたわけでも、マネしたわけでもありません。「男装アイドル」の「常識」のほとんどから外れているのは、「どこかを手本にするという発想」が重要であるとは考えていなかったからです。
カラコンやウィッグが当たり前だったり、「〇色担当」といったメンカラを持っていたり、カラフルな衣装を身に着けていたり、コール&レスポンスを推奨したり、BLっぽいことをしてみたりといったことを省いてきました。
もちろん、有名な「男装アイドル」グループがいることは知っていました。
しかし、そういった「男装アイドル」をマネしたとしても、今からそのグループを超えることは「マネをしている限り困難であろう」と考えていたのです。
「マネ」ではなく、自分たちが「新しい男装文化のオリジナル」になることを目指して今日までやってきました。
道はまだまだ遠く果てしないのですが、それでもなんとか続けてこられたのは、卒業していったスペーズのメンバーと今のメンバー、そしてスペーズに力を貸してくださるすべての人達、なによりもファンの皆さんのお陰です。本当に感謝しています。
スペーズは誰かのマネをせずにここまで来ました。それしか道がないと覚悟しているからです。
これからもスペーズは独自の道を歩んでいきます。新しい年もその次の年も。この道を進んでいくためには皆さんの応援が必要です。どうか力を貸してください。
どうぞこれからも男装パフォーマンスユニット「SPADES」(スペーズ)のことをよろしくお願いいたします。
一年間、本当にお世話になりました。ありがとうございます。
2023年が皆様にとって素敵な一年になりますように衷心よりお祈り申し上げます。
以上
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