“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 四十四通目『過去の自分を救う芸能』

◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 四十四通目『過去の自分を救う芸能』

　単なる偶然なのかもしれませんが、「芸能の道を歩いていこう」としている人は、過去に「家族のこと」「人間関係のこと」「自分のパーソナリティのこと」「経済的なこと」などに「悩んだり」「問題を抱えていたり」「“死” を考えたり」したことがある人が少なくないようです。

　今回は「芸能が君の過去を救う」という話です。

　例えば、君が昔「イジメにあっていた人」だとしましょう。誰も助けてくれず、辛く悲しい日々を過ごしていたと思います。学校に行くのもイヤで、消えてしまいたいと思ったこともあるかもしれません。

　卒業して何年もたった今、昔のようなコトはないかもしれません。でも、過去の経験は消えませんし、今でも思い出すと、悲しくなり、腹も立ちます。

　そして今、君は芸能の道を歩んでいます。このまま進み続ければ「売れる」かもしれません。

　そうすると、君の発言の「影響力」は大きいものになります。たくさんの人に君の声が届き、認識され、同調されるようになるでしょう。

　その時、君は「自信の体験談」を語ってください。辛かった日々の経験を伝えるのです。そのメッセージは、きっと誰かの心を打ち、感動させ、励ましと勇気を与えるはずです。

　「自分と同じように辛い思いをしていた人が、今はこんなに輝いている」と。　

　どんな過去があろうとも、努力次第ではスターになれるかもしれないのです。

　君は是非スターになってください。そして、今、辛い思いをしている誰かを励ましてあげてください。

　辛い経験をした人自身が語る言葉ほど価値のあるものはありません。ひょっとしたら「君の過去の辛い経験は、他の誰かを救うための “段取り”」だったのかもしれないのです。

　芸能の影響力は大きいです。その力を手に入れれば、君の過去は今の誰かを救うためのものだったということになるのです。

　そうすると君の過去は「無意味なものではなかった」ということになります。

　つまり、芸能が君の過去を「意味のあったもの」に昇華させてくれるわけです。

　「芸能が君の過去を救う」かもしれません。

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「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 四十三通目」は2022年11月9日の記事

「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 四十五通目」は2022年11月23日の記事