“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 三十八通目『胸をはって歩こう』

◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 三十八通目『胸をはって歩こう』

 

 胸をはって歩いてください。


 精神論の話ではありません。本当に物理的に君には胸をはって歩いてほしいのです。特に芸能の世界で生きようとするなら、歩く姿勢だけでも「ただ者ではない」と思われたほうがいいです。


 「胸をはる」という単語は、「自信に満ちた態度をとる。 また、威勢を示す。胸をそらせて、自信のある様子をする」という意味です。


 おわかりでしょうか。


 「自信があるから胸をはる」ようになるというより、「胸をはること」で「さも自信があるかのように」見せるというのが、「胸をはる」というコトバのニュアンスなのです。

 自信がついてくれば、だんだん胸をはって歩くようになるんじゃないの、ということではないのです。

 

 最近では背中を丸めて歩く人の方が多いです。パソコンやスマホばかりを見ているせいかもしれません。猫背で視線を下に向けて歩いている人からはパワーやエネルギーを感じません。

 芸能の世界で生きていく人が、そんなしょぼくれた姿でいいのでしょうか。人々に夢や希望を与える仕事の人の姿は、やはり颯爽としていて、パワフルでエネルギッシュなほうがいいと思いませんか?

 胸をはって歩くようにすると、歩幅も広くなり、歩く姿がかっこよくなります。体幹を刺激するので、ステージ映えする立ち姿になります。意外に自分では気が付かないのですが、後ろ姿を褒められるようになります。


 常に胸をはって歩くように心がけてください。そうすると、きっといつか、ある瞬間に突然「ああ、胸をはって歩けと言われた意味が、今わかった」と気が付くはずです。

 必ず、その瞬間は来ます。本当に来ます。常に「自信ありげに胸をはって歩く」君の姿を評価してくれる人が必ず現れます。


 「胸をはって歩く」ことを意識するだけですから、こんなにお金のかからないことはないと思います。

 たったそれだけのことで君の未来が良い方向に変わるのであれば、やらないなんてもったいないですよね。


 明日から「胸をはって歩く」ようにしてください。

                                                 以上


「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 三十七通目」は2022年9月28日の記事

「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 三十九通目」は2022年10月12日の記事

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。