スペーズの卒業生が残したもの

 男装パフォーマンスユニット「SPADES」(スペーズ)のメンバーとして活動し、卒業していった「卒業生」たちは、色々なものをスペーズに残していきました。

 「歴史」とか「実績」とか「記録」とか「創作物」とか「コンテンツ」とか「ルール」とか「プライド」とか・・・色々なレガシーを残してくれています。


 その中で最も価値のあるものは「ブランド」でしょう。


 「ブランド」というと、何か高級なものを想像するかもしれません。そもそも「ブランド」というのは商品の銘柄や商標を指す言葉ですから、必ずしも高級なものに限定されているわけではありません。


 「ブランド」とは、実は「ユーザーとの約束」という意味なのです。


 ユーザーが満足できる品質を保証するとか、期待を裏切らないサービスを提供するというのが「ブランド」という言葉の本当の意味なのです。  



 先日、「スペーズに参加したい」という人に志望理由を尋ねました。

 動画サイトで見たスペーズのライブ映像を「すごく楽しそうで、自分もこのグループで活動してみたいと思った」とのことでした。


 すでに卒業してしまったメンバーたちが含まれる動画に、「楽しそう」「自分もやってもたい」と誰かに思わせる力があるということを、とても嬉しく思いました。


 「すごいな」と感じますし、「ありがとう」と卒業生と今のメンバーたちに感謝しました。


 毎日毎日の一瞬一瞬を大切に過ごしてきたメンバーたちの行いが、時間を超えて未来に影響を与えているという事実に触れ、7年間という時間の重みと意味について改めて考えたりしました。



 「スペーズ」という「ブランド」は、誰かを楽しませたり、元気にしたりしますよという「約束」なのだと思います。

 卒業生が残した最も価値のあるもの。それは「スペーズ」の「ブランド」なのです。


 その「ブランド」は、これからも引き継がれていかねばならないと考えています。

                                                 以上


男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。