「ナツランブ」のマイナーチェンジ

 雨が過ぎていくたびに、空が少しずつ高くなり、日差しの勢いが弱まっていきます。「晩夏」という言葉が昨年より、しっくりくる2022年の9月です。

 スペーズの夏を代表する楽曲「ナツランブ」も、そろそろシーズンを終える頃となりました。


 「ナツランブ 晩夏Ver.」とでも言っておきましょうか。2022年8月28日(日)の定期公演「スペーズワンマンショー96 残暑編」では、曲の終わりにメンバーが一言「ぼやき」を入れました。

 「あ~あ、今年もダメかぁ・・・」

 そんな一言です。



 「ナツランブ」は早い話が「ナンパ」をモチーフにした歌です。でも、歌の主人公は結構真剣に「運命の人」を探しています。


 こう歌っています。

 ♪「真っ赤なケーブルでつながろう そっちの差込口はどこ?」

 「赤い糸」ではなく、強引にケーブルを差し込んでつながろうとしてはいますが・・・


 でも、「この人!!」という人を探しています。

 ♪「たった今から お前が メイン!!」


 そして、その生涯の伴侶と幸せになることを願っているので

 ♪「見事 天晴れ(アッパレ) よくやった 自分の人生ほめたいね」


 しかし、ひと夏の成果はまったくなかったので

 セリフ「 あ~あ、今年もダメかぁ・・・」と締めくくるのです。


 そして、また、来年には

 ♪「期待膨らむ 令和の夏 去年のリベンジ」と同じことを繰り返すのです。



 2022年、「ナツランブ」は他にも変更したことがあります。

 ひとつは歌詞の一部です。


 変更前

 ♪「どうかしてるぜ 熱帯かよ ほとんどインフル」


 変更後

 ♪「どうかしてるぜ ジブチなのかよ ほとんど熱帯」


 新型コロナウイルス感染症で高熱に苦しむ人が増えたことを受け、「病名を歌うのはやめましょう」とメンバーから提言があったのです。

 ちなみに「ジブチ」とは、アフリカ北東部にある「ジブチ共和国」のことです。世界で一番暑い国と言われています。


 また、振り付けも一部変更しました。

 サビでタオルを回すところの自由度を高め、お客さんと一緒に楽しめるように改良しています。8月28日(日)の定期公演ではステージの上を彰と圭が連なってグルグルと回っていました。立ち見であればお客さんも一緒にホールを回っていたかもしれませんね。


 2022年、暑かった夏も、もうそろそろ終わりそうです。

                                               以上


男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。