“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十二通目『なりたい憧れ。なれる適性。』

◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十二通目『なりたい憧れ。なれる適性。』


 君には「ああいう人になりたい」という憧れがあると思います。それはどんな人ですか。具体的にその人の特徴を紙にメモってください。


 きっとそのメモに書かれている特徴は、すべて「今の君が持っていない特徴」なのだと思います。持っていないから「憧れる」のです。

 「憧れて」、それを手に入れたいと思うことは芸能の世界を続けていくうえで、大きなモチベーションになります。目標をもって計画を立てて実践していくことで成長できます。


 しかし、「憧れて」いるものが、すべて手に入るわけではありません。人には「適性」というものがあります。「適性」がない場合、どんなに「なりたくても」、「なれない」ケースもあります。

 「適性」は自分で自覚できる場合もありますが、第三者のほうが客観的に「適性」を判断してくれることがあります。第三者というのは先生だったり、運営責任者だったり、プロデューサーだったり、事務所の社長だったりです。


 第三者に「適性がない」と言われた場合、落胆するかもしれませんが、それで「すべてが終わる」ということではありません。あくまで君が「憧れと同じようになれるかどうか」という点においてのみ、「適性がない」というだけの話です。


 君には「〇〇になれる適性」が別にあると考えてください。得てして人には「なりたい〇〇にはなれなかったけど、別の〇〇になって成功した」ということがあるものです。

 

 「なりたい憧れの〇〇」にはなれないかもしれませんが、「たくさんの人に憧れられる〇〇な君」になることはできるかもしれない、と思ってください。

                                                 以上


「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十一通目」は2022年6月8日の記事

「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十三通目」は2022年6月22日の記事

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。