多様な性にYESの日
5月17日は「LGBT嫌悪に反対する国際デー」です。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア、インターセックス(LGBTQI) の人たちの人権に対する意識を高める日です。「多様な性にYESの日」として国内各地では様々な活動や催しが行われています。
1990年5月17日、世界保健機関(WHO)が同性愛を精神疾患のリストから除いたことをきっかけとして、この記念日が定められました。30年前までは同性愛が精神疾患のひとつとされていたという事実には驚いてしまいます。当時の人たちは、我々が想像もできない苦しみを味わっていたのだと思います。
スペーズは活動を通して、「性差の課題」に接触する機会が多いグループです。それは女性グループや男性グループでは考えられないことだと思います。
スペーズは基本的には「男装が好きな人たちのグループ」という定義です。ただ、それだけです。そこには「セクシュアル」がどうだという概念はありません。
なんだったら「性別は『男装』です」と言いたいくらいです。
しかし、世の中には、いまだに「男装ということは〇〇なの?」とか、「男装なんだから〇〇は〇〇なんでしょ?」とか、くだらないことに興味を示す人たちがいます。
そういう人たちと接するたびに、「ああ、スペーズが誰かの役に立てたらいいのに」と本気で思うのです。
きっと、「男装」が「特別なこと」じゃなくなれば、自然と偏見も解消されていくのに違いないと考えるのです。
『男性とか女性とか関係ないじゃん。ただ、男装が好きなだけです』、というスペーズの『オフセクシュアル宣言』について、改めて考えさせられた「多様な性にYESの日」です。
以上
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