“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 十六通目『自分の武器』
“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 十六通目『自分の武器』
“武器”を身につけてください。
“武器”といっても人を傷つけるための道具のことではありません。
“武器” とは、「特技」「珍しい趣味」「特殊なジャンルの知識」「芸」などのことです。
芸能の世界で生き残っていくためには“武器” は必ず必要です。
世の中には才能を持って生まれてくる人が稀にいます。生まれながらにして容姿に恵まれた人もいます。芸能人の子供として生まれる人もいます。お金でなんでも買える家庭に生まれる人もいます。
そういう “ギフト” に恵まれている人は芸能の世界である程度までは “売れる” ことができます。では、そういう “ギフト” に恵まれなかった人たちはどうしたらいいのでしょうか。
そういう人は、努力して “武器” を手に入れるしかありません。
多少、ダンスが出来て、歌が上手いだけでは勝てません。それだけでは足りないのです。歌やダンスが上手い人は君以外に山ほどいるからです。
演技ができる人もトークが上手な人も世の中にはいくらでもいます。その人たちと君との「違い」は何ですか ? 君の「代わり」になる人は世の中にどれくらいいますか ?
その人数が少なければ少ないほど芸能界においての君の「価値ランク」は上がっていくのです。
自分の「価値ランク」を上げるためには、“武器” を持っていないとダメなのです。それは、君の「代わり」はいない、と言わせられるようになるためなのです。
誰でも出来るような特技ではダメです。みんながやっているような趣味ではダメです。ネットで調べれば、すぐにわかるような知識では通用しません。
“武器”を身につけてください。“武器”を。
頭がちぎれるくらい考えてください。「自分が好きなもの」「興味をもてるもの」「オタクになれるもの」「人に勝てること」「人に自慢できること」あるいは、「誰もやっていないこと」。そういったモノが君の “武器”になるかもしれません。
競争の激しい芸能の世界で生き残っていくためには “武器” が必要なのです。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙十五通目」は2022年4月27日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙十七通目」は2022年5月11日の記事
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