冬来りなば春遠からじ 戻りつつある日常

 「冬来 (きた) りなば春遠からじ」。もう、4月なのですから「春」と言っていいと思うのですが、この一文が頭に浮かんだのは、2月と4月のスケジュール表と見比べたからです。

 「冬来りなば春遠からじ」というのはイギリスの詩人の詩の一説だそうです。つらい時期を耐え抜けば幸せな時は必ず来るという、たとえとして引用されます。

 愛知県の「まん延防止等重点措置」に対応して、スペーズは2022年の2月から3月の中旬まで活動を自粛しました。ステージ出演と稽古を休止していました。メンバーは個々にトーク配信を行っていましたが、グループ活動のスケジュール帳は真っ白でした。

 まさに「冬」でした。まん防は度々延長され、メンバーは稽古が出来ないまま、日々が過ぎていきました。コロナ禍によって当初の予定は次々に先送りとなっていましたので、ここでさらに予定に遅れが生じることに焦りがありました。


 2022年3月6日(日)、愛知県の「まん延防止等重点措置」がやっと解除されました。

 今、日々の稽古が復活しつつあります。以前どおりとはまだ言えませんが、それでも毎日のようにメンバーが顔を合わせ、互いのスキルに磨きをかけるスペーズの日常が戻りつつあります。

 公演予定も徐々に埋まりつつあります。平日の夜のイベントへお誘いいただくこともあります。メンバーはみんな「ありがたいことです」と感謝の言葉を口にしています。


 新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まってから2年以上が経ちました。全国的な感染者数は収束に向かっているとは言い切れない状況です。リバウンドや第7波を警戒という言葉も耳にします。4回目、5回目のワクチン接種という話題も出るようになっています。

 

 でも、「コロナ禍」という「長い冬」は、きっと明けます。そうすれば必ず「春」がやってきます。

 男装パフォーマンスユニット「SPADES」(スペーズ)は、その時まで、精進を怠らず、前を向いて進んでいきたいと思います。

 平日の今夜もスペーズはステージに上がります。

                                                 以上

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。