M-1グランプリとTHE Wとスペーズ
2021年12月19日(日)、漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2021」がテレビ朝日系で放送されました。史上最多6017組の頂点に立ったのは 50歳と43歳のおじさんコンビ「錦鯉」。コンビとしては結成9年。たくさんの人に勇気を与えた優勝でした。感動して泣いていた審査員の姿も心に残ります。
「50歳 おバカの大冒険」は、東京オリンピックスケートボード女子ストリートで初代女王となった西矢椛選手のフィニッシュでアナウンサーが絶叫した実況をもじって、番組が「錦鯉」に与えたキャッチコピーです。芸人を「あきらめなかった」2人のまさに大冒険でした。
「あきらめない」という意味では、結成15年でM-1への挑戦が最後の年となったコンビ「ハライチ」が、敗者復活で決勝の10組に勝ち上がってきたことも印象に残ります。決勝ファーストラウンドで敗退しましたが、M-1への感謝の言葉を語ったインタビューには清々しいものを感じました。
2021年12月13日(月)には日本テレビ系で女芸人No.1決定戦「THE W」が放送されました。700組のエントリーの中から勝ち残ったのは結成7年目のコンビ「オダウエダ」でした。ファイナルステージでは他2組のコンビと接戦を展開しました。
スペーズはこれまでに「M-1」と「THE W」に挑戦しています。が、「M-1」の予選1回戦通過で大阪に出掛けた2回戦挑戦が精一杯の成績です。
メンバーが「お笑い芸人」を目指しているというわけではありません。もちろん、今後、才能が開花して、お笑いの道へ突き進んでいく人が登場することはあり得ます。
「ステージ上から客席のお客さんを笑わせる」というのは、簡単なことではありません。でも、もしそれができるようになったら、その技術はMCやリポーターやひな壇タレントや役者になるときにも大いに役立つはすです。
また、賞レースに参加することで、自分の「位置」や「レベル」を確認できます。なにより「競い合う」経験というのは、芸能で生きていくうえで、とても重要になります。
2022年にスペーズが6000組の漫才師と700組の女芸人に挑むときは、是非、応援してください。「男装 お笑いの大冒険」は、まだまだこれからです。まだまだ「あきらめません」。
0コメント