ダンスの構成

 公演が近づいてくると、メンバーがあれやこれやと悩むのが「ダンスの構成」です。

 「ダンスの構成」というのは、ポジショニング (ステージ上でどの位置に誰が立つか) とか、移動経路 (曲のどのあたりで誰がどこへ移動するか) のことを意味します。 

 スペーズでは「立ち位置」とか「フォーメーション」と言っています。

 スペーズのオリジナル楽曲は、ダンスの先生が「振り付け」を創作し、「構成」とともにメンバーに教授します。ちなみに振り付けを教えることを「振り写し (または振り移しとも)」と言います。

 横一列になったり、前後交互に動いたり、構成によっては同じ振り付けであっても見る人の印象は大きく変わります。それだけに構成は重要です。

 公演によっては出演メンバーの数が変わったり、メンバーの世代交代によってパートが変わったりします。その都度、構成を確認し必要に応じてポジションや動線を変更しなければなりません。

 これがなかなか大変なのです。頭の中では、「ここでこーすればいいじゃん」と思っていても、実際に動いてみると、カッコイイ移動でなかったり、タイミングが合わなかったりします。時にはぶつかったりすることもあります。

 BGMなしでカウントだけでシミュレーションした後、実際に音を流して動いてみます。手が当たったり、体がぶつかったりしないか。歌い出しに間に合うかなどを確認していきます。会場のステージの広さも計算に入れながら組み立てていきます。


 わずか3分の曲に何十分も時間をかけて、構成を整えます。公演を5日後に控えた今日もメンバーはより良い「構成」のために頭を悩ませています。




男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。