スペーズと生誕祭
地方アイドルイベントの「メンバーの生誕祭」は、集客力があるグループ以外は、たいていが対バンイベントのスタイルです。主催グループ所属のメンバーのバースデーをみんなでお祝いしましょうという建付けで一日もしくは半日の間、複数のグループが入れ替わりでステージパフォーマンスを行います。
「生誕祭」は、主催者にとっては人気のあるアイドルグループをブッキングするための大事なツールであり、集客の目玉商品であると言えます。
スペーズの「生誕祭」は、ワンマン定期公演のコンテンツのひとつです。「生誕祭」を対バンイベント形式にしていないのは、「スペーズ単体で集客力がある」からではありません。メンバーがいつもの公演を「自分色に染めたいから」です。
複数のグループを集める対バンイベントだと、それぞれのグループにステージ時間をお渡ししなければなりません。結果として、スペーズ単体で持ち時間を1時間欲しいとは言えなくなります。
スペーズの「生誕祭」は、その日の主役となるメンバーが、全体の構成を考えます。1時間のセットリストを自分が演出できる、というのは魅力的だと思います。もちろん、「スペーズの公演」ですから、なんでもかんでも自由というわけではありません。
しかし、この日だけは「メンバーが歌いたいカバー曲」を歌うことを許可しています。また、自分がフィーチャーされる演目や、逆に自分が見たい他メンバーの演目も可能な限り上演します。最近では、「その日限定販売」のグッズのプロデュースもOKにしています。
集客がいまひとつだったり、お客さんのウケが良くなかったりすることもあります。そういう時「よし、来年は絶対にこうしよう」とかメンバーは思うようです。
自分の「生誕祭」公演を、自分が監修する。こういうこともひとつの「パフォーマンス」だと言えると考えます。
2021年12月26日(日)には、定期公演「スペーズ ワンマンショー90 鈴川 彰 生誕祭 編」を開催します。鈴川 彰プロデュースの一日をお楽しみください。
2021年12月26日(日) 定期公演「スペーズ ワンマンショー90 鈴川 彰 生誕祭 編」@ MUJICA 予約フォーム ↓
0コメント