桐山 涼 の あきらめない力

　1期生である桐山 涼は、誰よりも「男装パフォーマンスユニット「SPADES」（スペーズ）」のことを知っています。後輩メンバーは涼から、とても多くのことを学び、吸収しています。「桐山 涼＝スペーズ」と言っても過言ではありません。

　桐山 涼が得意とすることや長所は色々ありますが、特筆すべきは、涼の「あきらめない力」です。小さな体のどこに、そんな力があるのだろうと不思議でなりません。

　「やりたいこと」を一番数多く、実現させているのが桐山 涼です。例えば、2017年にはファションモデルとして東京でランウェイを歩きました。

　ストリートファッションカルチャーを扱う雑誌「KERA (ケラ)」は、九州で暮らしていた涼の愛読書でした。ストリート系やゴスロリ系のファッション情報に混じって伝えられるボーイッシュなファッションモデルの装いが涼の憧れでした。いつか、この雑誌に自分の写真が載ったらいいなぁ、というのが涼の夢のひとつでした。

　2017年5月、東京・渋谷で行われた「KERAフェス2017」というファッションと音楽のイベントヘの出演は、涼の「いつか〇〇したい」という思いが実ったものです。ず～っとあきらめなかったことで涼はそのチャンスをつかんだのです。

　2018年6月には、複数のグループから選抜された女子アイドルが演劇をするアリスインプロジェクトの舞台「レッドホットキッチン」への出演を果たします。アリスインプロジェクトの舞台も、涼がずっと興味を持ち続けていたものです。ただ、出演するアイドルは全員が「女子アイドル」だったため、桐山 涼にオファーが来た時には、とても驚いていました。「桐山 涼」として出演するので、「スカートをはかない」ことを条件に出演が決定しました。

　スペーズの公演を休みながら、アリスインプロジェクトの稽古に通いました。そこで得た経験や知識は、その後の桐山 涼に大きな影響を与えたことは、みなさんもよくご存じだと思います。

　桐山 涼には、まだまだ、たくさんの「いつか〇〇したい」があります。涼の「あきらめない力」が、きっとそれらを現実のものにしていくでしょう。「桐山 涼が〇〇する、その瞬間」を、どうかみなさんも一緒に見届けてください。