「夜、公園」の実は・・・①
2021年11月28日(日)の定期公演「スペーズ ワンマンショー89 スペーズ生誕祭」の夜の部は「DES編」でした。昼の部「SPA編」に比べるとクセの強い演目が並びました。
「夜、公園」は、高月 圭 が書いた台本です。夜の公園で対峙するふたりの変質者。お互いのモノを見せ合って興奮を得ようとするが、ひとりの変質者が 身に宿していたものはなんとブラックホールだったという奇想天外な短編です。
2018年のスペーズの夜の公演用に昼間ではやりにくいネタもやってみようということでメンバーたちが、それぞれ台本を書いてみた中の一編です。高月 圭は「夜公演」と「夜、公園」を掛けたのでしょうね。
台本は初稿から改稿を重ね、現在の形になりました。改めるうちにいくつかの要素が削ぎ落とされていきました。
例えば、ふたりの変質者は当初「蝶1」、「蝶2」と表記されていました。高月 圭のセンスが光っていますね。なぜ、「蝶」なのか。それは、是非、高月 圭に直接聞いてみてください。www
そして、実はこの「蝶1」と「蝶2」には、ちゃんと名前があります。最終稿では同類と認め合ったふたりの変質者が、お互いの黒マントの中身を見せ合って対決しています。しかし、初稿では丁寧にも名刺の交換をしています。
「蝶1」は「佐藤」、「蝶2」は「黒井」と名乗っています。今では楽屋裏でメンバーは「佐藤」のことを「白井」と呼んでいますが、最初は「佐藤」だったのです。
そして、「黒井」の職業も明かされています。意外な職業です。それは・・・
『「夜、公園」の実は・・・②』に続く
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