“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百四十七通目『稽古場での三つの心得』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百四十七通目『稽古場での三つの心得』
さて、稽古場には、先生がいます。一緒に学ぶ仲間がいます。その場所を用意する人がいます。スケジュールを調整する人がいます。君たちが稽古できるように、見えないところで動いている人もいます。
なので稽古場に入るときには、「三つの心得」を忘れないでください。
ひとつめ。「教えてくれる人」には「敬意」を払ってください。
その人がそこまでできるようになるために費やしてきた時間や費用までも想像してください。
ふたつめ。「一緒に学ぶ仲間」からは「信頼」を得られるようになってください。
「時間を守る」「準備をする」「返事をする」「言われたことを練習してくる」「わからないことを、そのままにしない」「必要な準備をしてくる」「自分の機嫌を稽古場に持ち込まない」。
これらを出来るようになれば、「あの人と一緒なら頑張れる」「あの人がいるなら大丈夫」。そう思ってもらえる人になれます。なってください。
みっつめ。「環境を与えてくれる人」には「感謝」を忘れないでください。
「稽古場があること」も「先生が来てくれること」も「仲間が集まってくれること」も、決して「当たり前」のことではないのです。
「メンバーだから当然」「お金を稼いでいるから当然」「仕事だから当然」。そのように思った瞬間から、「人は貴重なものを貴重だと感じられなく」なります。
これら「三つの心得」が、できるようになれば、君は先生から「もっと教えてあげたい」と思われる人になれるはずです。
決して先生に気に入られなさい、という話ではありません。礼儀正しい人になりなさい、というだけの話でもありません。
君自身が成長するための話です。
「敬意」があれば、「もっと聞こう」とします。
「信頼」されようと思えば、「自分の行動に責任を持つ」ようになります。
「感謝」があれば、「一回の稽古を無駄にしなく」なります。
そして、そういう人に対しては、不思議とまた誰かが「教えてあげよう」と思ってくれるものです。
技術を教えてもらえる人はたくさんいます。でも、「この子には、もっと教えてあげたい」と思ってもらえる人は、それほど多くありません。
「大きな声で返事をする」「求められたら自分の考えをハッキリ伝える」「モジモジしない」「予習復習をする」「わからないことを見つけておく」「必要なら自分から人に聞く」「教わったことは反復して、次の稽古までにできるようにする」
そして何より、「与えられる」のを待つのではなく、自分から「獲得しにいく」。
せっかく君の目の前に、君より先を歩いている人がいるのなら、その人から吸収できるものをひとつ残らず持って帰ってください。
教えてくれる人には「敬意」を。一緒に学ぶ仲間からは「信頼」を。その環境を与えてくれる人には「感謝」を。
そして君自身には、「自分から獲得しにいく姿勢」を。
“何者か”になるために必要な「心得」です。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百四十六通目」は2026年10月7日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百四十八通目」は2026年10月21日の記事
0コメント