“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百二十二通目『ルールとペナルティ』


◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百二十二通目『ルールとペナルティ』


 君が所属している組織や団体、グループ、チームには、きっといくつかのルールがあるはずです。

 時間を守ること。挨拶をすること。報告や連絡を怠らないこと。許可なく組織の情報を他人に教えないこと。そして仲間を大切にすること。

 それらは、一見すると当たり前のことです。けれど、その「当たり前」が守られることで、組織やグループは成り立っているのです。


 そして、ルールがある以上、それを破ったときには必ず何らかのペナルティがあります。

 それを怖いものだと感じるかもしれません。理不尽だと思うこともあるかもしれません。イヤだと思ったり、腹を立てたりするかもしれません。

 でも、覚えておいてください。ペナルティは、君を傷つけたいからあるわけではありません。

 ルールが守られなくなってしまうと、組織やグループはすぐに崩れてしまいます。だからこそ、「ここには守るべき約束がある」ということを明確にする必要があるのです。

 一度でもルールが破られ、何もなかったかのように見過ごされれば、それはやがて「守らなくてもいいもの」になってしまいます。そうなれば、同じ過ちが繰り返されることになるかもしれません。


 ペナルティは、その連鎖を止めるためにあるのです。


 そしてもう一つ。ペナルティは、当事者だけに向けられているものではないのです。それを見ている周囲の人間にとっても、大きな意味を持ちます。


 「ここではルールが守られている」「破れば責任が伴う」「自分はルールを守ろう」

 そういった認識が生まれれば、全体の規律が保たれるようになるのです。

 だから、もし、君がルールを破ってしまったときは、その結果としてのペナルティを、

まずは受け止めてください。

 言い訳を探す前に、なぜそんなことをしてしまったかを考えてください。

 「自分の行動のどこに問題があったのか」「どうすれば防げたのか」

 それらを理解することが、次に進むための一歩になります。君の成長につながります。


 ペナルティは終わりではありません。むしろ、やり直すための区切りのようなものです。そこからどう変わるかで、君の評価と将来は大きく変わるでしょう。


 ルールを守るということは、縛られるということではありまん。安心して活動できる環境を自分たちで守るということです。

 そしてその環境の中でこそ、本当の意味での自由な表現が生まれるのです。

 「ルールを理解し、守る」。「もし破ったなら、受け止める」。

 その積み重ねが、君の「信頼」を作っていくのです。

 

 信頼は、“何者か”になるために必要なものです。正しく理解していてほしいものです。

                                               以上



「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百二十一通目」は2026年4月15日の記事

「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百二十三通目」は2026年4月29日の記事

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。