無常
今年の1月、仕事仲間が亡くなりました。ミュージシャンであり、音楽プロデューサーであり、ローカルアイドルグループの運営をしていた人です。50代半ばです。あまりにも早いと感じます。残念でなりません。
残されたご家族のお悲しみはいかばかりかとお察しいたします。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
彼とはよく80年代~90年代の洋楽の話をよくしました。それだけではなく、新しいプロジェクトを計画していました。広域放送のラジオ局と組んだビジネスです。しかし、2年ほど前に病気が見つかり、プロジェクトの推進は一時停止となりました。
その後、長い闘病生活になりました。彼は、先のことを考え、プロデュースしていたアイドルグループを解散させ、他の仕事についても整理をしていたようです。
訃報に触れたとき、言葉にならないものがありました。この前まで普通に会っていた人が、ある日突然、この世界からいなくなる。それは誰にとっても特別なことではなく、当たり前のように起きる出来事なのです。
仏教に「無常」という言葉があります。この世のすべては変わり続け、同じ状態のまま留まることはない、という意味です。あたかも川の流れは “そこにある” のに、“常に水は流れていて同じものではない” というようなカンジでしょうか。
人の命も、関りも、時間も。当たり前のように続くと思っている日常も。実はとても儚いものなのです。私たちはつい、「また今度」「そのうちに」と思いながら日々を過ごしてしまいます。でも、その “今度” が必ず来る保証はどこにもありません。
だからこそ、思うのです。今という時間は、永遠ではないからこそ大切なのだと。
会いたい人には会っておく。伝えたい言葉は、ちゃんと伝えておく。やってみたいことがあるなら、できるうちに挑戦してみる。
人生は思っているより長くないのです。けれど、その限られた時間の中で、何を選び、どう生きるかは自分で決めることができます。
今日という一日も、二度と戻らない時間です。
どうか、今この瞬間を大切にしてください。
以上
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