“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百三十五通目『想像力が道しるべ』


◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百三十五通目『想像力が道しるべ』


  「売れたい」。「有名になりたい」。

 当然、君はそう思っているはずです。芸能の道を歩む人なら、当たり前の欲求です。

 

 ところが、「売れたい」「有名になりたい」という気持ちはあっても、「どうしたらいいのか」が、ほとんどの人はわからないのです。


 なぜか。

 それは「未来への地図」を持っていないからです。

 「どうやって自分が目指す場所へ行くのか?」「何が必要で、誰が必要なのか?」「費用はどれくらいかかり、どんな障害が立ち塞がるのか?」

 具体的に思考を巡らせなければ、「設計図」は手に入りません。


 君はとても頑張り屋さんかもしれません。ですが、「がむしゃら」は決して美徳ではありません。想像力のない頑張りは、いってみれば「方向を決めていないダッシュ」です。

 汗は吹き出すし、脚も疲れるけど、毎回、進んでいる方向はバラバラです。そして一年後、君はこう呟くことになります。

 「こんなに頑張っているのに、なぜ・・・」


 君は決して「やったつもり」ではなく、「本当に全力で」頑張ったのでしょう。でも、間違っていたのはただ一つ。「どこへ行く努力なのか」という想像をしていなかっただけなのです。

 だからこそ、努力を始める前に、まず「想像すること」が必要になるのです。


 君が成長し、人気を得るために必要なのは「想像力」と、もうひとつ「欲」です。

 「想像力」だけがあっても、欲がなければ動き出すエネルギーは生まれません。

 「欲」だけが強くても、未来が描けなければエネルギーは空回りします。

 この二つが噛み合ったとき、君の中に最強の連鎖が起きます。


 まず、「こうなりたい」→「こうなった自分の姿が見えてくる」→「じゃあ、今日これをやろう」→「明日はあれをやろう」

 想像の質を上げることは、君の「燃料」である「欲」の質を上げることでもあるのです。


 もし君が、「そんな未来、うまく想像できません」と言うなら、君には未来を描くための「材料」が足りていないということになります。

 「見て」「聞いて」「読んで」「真似て」「考えて」「質問して」ください。

 そうやって「材料」を増やしていけば、「想像は必ず鮮明に」なります。

 そして「鮮明になった想像」は、必ず君の現実を未来へ引き寄せます。

 「想像できること」は、必ず「実現できること」です。

 「欲」と「想像力」が噛み合ったとき、君は「未来の設計図」を手に入れるでしょう。


 君に一つ、宿題を出しましょう。

 今夜、寝る前の10分間だけ「一年後の自分の一日」をリアルに想像してください。

 「何者になっていて」「どこにいるのか」「どんな仕事をして」「何を褒められて」いるか。「何に悩み」「何を楽しんでいる」か。


 映画の一幕のように鮮明に思い描き、それをスマホのメモや紙に書き出してみてください。

 その書き出した「想像」こそが、君が明日踏み出す一歩の「道しるべ」になるのです。

                                             以上


「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百三十四通目」は2026年7月15日の記事

「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二百三十六通目」は2026年7月29日の記事

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。