あって良かったと思える一日


 「こういう日が、あって良かったと思える一日」という日が、たまにあります。

 「ああ、今日は今までの苦労が報われたなぁ」とか「今日の出来事で今後の展望が開けそうだなぁ」とか「こんなに色々な人たちに支えられているんだなぁ」と実感できる。そういうことを感じる日のことです。


 2025年8月10日(日)はスペーズにとって、そういう一日でした。

 


 名古屋は朝から雨が降りました。一日の平均気温が30°Cを下回ったものの、湿度が高めの日曜日です。

 この日、スペーズは3ステージの出演です。


 11時と14時は名古屋市緑区のショッピングモール「ヒルズウォーク徳重ガーデンズ」で行われたイベント「実験ヒーロー カガーク サイエンスショー」のオープニングアクトとして参加しました。

 リハーサルがあるため、会場には朝の8時に入りました。

 テレビドラマの出演者、小牧しょこら さん (ハッピーパプリカ) と 大浪あずさ さん (Re:Clash) のおふたり と2回のステージで主題歌「カガクノコ」を一緒に歌って踊りました。

 

 夜、19時すぎには名古屋市中区のライブハウス「VERSUS東海ホール」の「Prizm Live!〜 11th AnniversarySP 〜 2部」 に出演。

 ここではイベントの主役・有栖川雛姫 さんとスペーズの楽曲のコラボ演奏をさせていただきました。



 ショートドラマ「実験ヒーロー カガーク」に関わったことで、大勢の子供たちの前で歌う機会を得ました。キラキラした目で一緒にキメポーズを真似てくれる子供たちに「自分たちは誰かに何かを与えてあげることができるんだ」と感じました。

 握手会で触れた小さくて柔らかくて温かい子供たちの手に、芸能の世界にいることのご褒美をもらったような気がしました。

 子供たちにとって記憶に残る一日になってくれたら幸せです。


 「ああ、自分はこういうことが出来るんだなぁ」と少しの戸惑いと明らかな達成感がありました。





 夜のライブイベントでは、懇意にしていただいているアーティストさんとコラボ演奏させていただき、会場が一体になる瞬間を共有しました。

 セットリスト1曲目から、スペーズを見知ったお客さんたちが盛り上がりを作ってくれました。馴染みの会場ということもあり、「スペーズのステージも見ておこうか」という人たちがフロアに多くいていただいたことが大きいです。

 いつも応援してくださるファンが中心となってステージとフロアが一緒に作るサビのフォーメーションがあります。この日はコラボ参加の有栖川雛姫 さんの存在感も加わって、サビでボルテージは最高潮に達しました。思わず「ヤバい」と言葉がもれてしまうほどでした。




 他にも会場スタッフから「最近、グループとしてのまとまり感に成長を感じる」と評価をいただいたり、関西の新しいグループの運営に携わる方と出会えたりと、出来事の多い一日となりました。



 自分たちだけでは出来ないことが、色々な人たちの協力を得て実現できているんだなぁ、と強く感じました。

 テレビ番組関係者、イベント制作スタッフ、会場関係者、交流を続けてくれるアーティストそして会場にお越し頂くお客さんたち。

 ものすごく多くの人たちに支えられているのです。そのすべての人が「芸能の世界」に自分がいなければ、一生、接点のない人たちばかりなのです。


 すべてが尊いです。


 「恩を返さなければならない」

 改めて、決意を確認する一日でした。

 「こういう日が、あって良かった」

 本当にそう感じるのです。

                                                以上


 


 

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。