「今までどおりでいいのか?」


 年末に活動10周年を迎えるスペーズ。2025年は巳年ということもあって、スペーズは「脱皮」と「新化」(進化ではなく) をテーマにしています。


 実際に「脱皮」と「新化」については、日々の活動の中でメンバー間でも意識の高まりが感じられます。


 それを表すのが、「今までどおりでいいのか?」という問題提起の言葉です。


 活動に慣れてきてしまうと、「これまでどおりのコト」を知らず知らずのうちに「これまでどおり」に「こなして」しまいます。

 これは大変アブない状態です。「疑い」を持たないままでいると、「停滞」「慢性化」「陳腐化」につながります。

 また、「合理性を失い」「無駄を生み」ヘタをすると「破綻」を招きます。


 「今までどおりでいいのか?」と「目の前の当たり前」を「疑い、見直す」ことで、活路が開けることがあります。

 

 スペーズ内で最近では、下記のようなコトがありました。


 〇ライブ後に「本日のセットリスト」をメンバーがSNSにあげています。セトリをテキストから画像に変換してアップしているのですが、「見ている人いるの?」「必要あるの?」「ひと手間かかる」と意見がありました。

 テキストを画像変換せずに、投稿の本文にとどめました。その代わりできるだけステージ直後の感想動画をアップするようにしました。閲覧数は少し増えたようです。


 〇外部の「生誕祭」に呼ばれても、「生誕祭らしいセトリ」を組めませんでした。せっかく出演オファーを頂いているのに、MCで「おめでとー」と伝えるだけではダメなのでは、という意見が出ました。

 生誕祭ソング「オメデトー」を作りました。歌詞をフォーマット化し、生誕祭の主役の名前の部分だけを入れ替えるようにしました。事前の練習時間も最小限で納めることができます。

 主役に許可と協力をしてもらい、ステージ上の写真をお客さんに撮ってもらうようにしました。主役にもお客さんにも喜んで頂けているようです。その様子はSNS上で展開されています。


 〇外部公演では、毎回セトリどおりの音源CD-Rを焼いたり、対応していただけるところではレパートリー全曲入りのCDで再生するトラックを指定して音出しを願いしていました。

 PAさんに負担をかけるケースもあるため、一部のイベントでは「再生フォルダを作って」おいて、「スマホから音を出す」仕様を取り入れました。

 「そんなことは当たり前にやっています」というグループもあるかもしれませんが、スペーズとしては「これがありなら慣れないPAさんがいるところでも安心」ということになり、合理性を実現できました。


 本当に「これまでどおりのコト」に対して、「今までどおりでいいのか?」と疑うことは大事だな、と感じる日々なのです。

                                                以上

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。