“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百七十八通目『誤魔化さない勇気。謝る勇気』


◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百七十八通目『誤魔化さない勇気。謝る勇気』


 君には2つの勇気を持っていてほしいです。

 「誤魔化さない勇気」と「謝る勇気」です。

 この2つは芸能の世界に限らず、持っていてほしい勇気です。


 社会や芸能の世界で、君は色々な困難や試練といった課題に直面するでしょう。その時、君は試されているのです。課題をクリアできるかどうか。その課題に対して「どういう態度をとるのか」を。

 課題をクリアできるのなら問題はありません。重要なのはクリアできない時です。

 「できない」「知らない」「理解できない」「やったことがない」「手段を持っていない」などと “素直に” 白旗を挙げる人は可愛げがあります。多少、自尊心は傷つくでしょうが。

 でも、相手は「仕方がないですね」と言いながら君を助けてくれるはずです。


 最悪なのは「誤魔化す」人です。「できるふりをする」「知ったかぶりをする」「つまらない見栄をはる」などです。「ふり」をして、誤魔化したところで、相手はお見通しです。だいたいバレています。自分のプライドを守りたいのはわかりますが、得られるモノは何もありません。

 「誤魔化さずに」いることは、とても勇気がいることなのです。


 そしてもうひとつ。「謝る勇気」。

 「間違えたとき」「失敗したとき」「迷惑をかけたとき」「無礼を働いた時」「ルールを破った時」

 謝りましょう。迷いもなく、素直に謝れる人。こういう人は信用されます。自分の過失を認められる嘘がない人だと思われます。

 そして、そういう人は「成長」します。なぜなら失敗から何かを学ぶからです。そして味方が増えます。嘘がない人だと思われるからです。

 謝るのは恥ずかしいです。屈辱です。自尊心が傷つきます。イヤな思いをします。できれば謝らずに済ませたいです。

 でも、そういうハードルを乗り越えられる人が「成長」していくのです。


 「誤魔化さない勇気」と「謝る勇気」。

 君にはこの2つの勇気を持っていてほしいです。

                                                以上



「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百七十七通目」は2025年6月11日の記事

「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百七十九通目」は2025年6月25日の記事

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。