連休中の「新化」
「このセトリでいいのだろうか?」
このゴールデンウィーク中の外部公演のセットリストについてグループ内が議論がありました。
セットリストはメンバー自身が考えて編成しています。
その日出演するメンバーの人数はもちろん顔ぶれによっては披露できる楽曲が変わります。メンバーそれぞれが習得しているレパートリーには違いがあります。楽曲によっては演奏できる人数が変わるので、ステージ上での出入りも考慮しなければなりません。
さらには出演するイベントがどんなイベントなのかで、どの曲を披露するかにも工夫が求められます。生誕祭イベントであれば、ハッピーな曲や晴れやかな曲。女性客を意識するイベントであれば恋愛系の歌を多くします。男性客が多そうな場合は、勢いのある曲や一緒にコールしやすい曲。場合によってはカヴァー曲やアニメ主題歌も番組に組み込みます。
また、MCトークをどこに挟み込むかも重要です。どうやって会場の空気を盛り上げるかもMCコーナーの役割です。もちろん告知をする時間としても大切です。実は、給水をしたり、激しい曲のあとは息を整える時間としても必要とされています。
つまり、「セットリスト次第でステージの成否が決まる」のです。
「このセトリでいいのだろうか?」という議論の振り出しはそこにあります。その日のイベントの性格、共演者、来場するお客さんのペルソナ (どんなお客さんたちなのかという顧客モデル) に合ったセトリはどんなセトリなのか。ステージを成功させるためには、どんな曲をどんな順番でやるべきなのか。いくつかの案が出ました。
最終的にはあるメンバーの提案で「やってみよう」ということになりました。
勢いのある曲を5曲休みなしで連続で演奏しよう、というセトリです。「途中にMCはなし」。大胆です。
結果。お客さんからは高い評価を得ました。共演者からもお褒めをいただきました。
MCを挟まなかったことで、演奏中の熱を冷ますことなくパフォーマンスを披露できたことが良かったようです。たとえ、連続して演奏することで疲れていても、汗を流しながら一所懸命に歌って踊る姿がオーディエンスの心を掴んだのでしょう。
MCの時間は休憩するためのインターバルでした。しかし、それは必ずしもなくてはならないものではなくなっていました。メンバーの体力、持続力がいつのまにか向上していたんだなという発見です。
そして、5曲連続演奏がスペーズというグループをアピールする上で、大変有効であるということが分かったのは「新化」です。今までのスペーズから脱皮して、新しいスペーズになれたということです。メンバーにとっても大きな自信になりました。
2025年、スペーズは、まだまだ「新化」していきます。
どうぞご期待ください。
以上
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