“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百六十四通目『宝を持ち腐れていないか』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百六十四通目『宝を持ち腐れていないか』
「宝の持ち腐れ」という言葉があります。価値のあるものを持っているのに使わないとか、使い方が分からないとか、使うべき場面で役に立たないという意味です。モノだけでなく、ヒトの才能も含まれます。
君は「宝」を持ち腐れていませんか?
「宝」は身近であればあるほど、その価値が見えにくくなります。
一番、身近なのは「自分自身」です。自分の才能、自分の能力、自分の外見です。次は身内を含む周囲の人たち。家族、親戚、友人、先生、同僚、先輩・後輩、知人です。最後に環境です。学校、職場、グループ、コミュニティ、地域です。
君は、これら「宝」の価値を正しく認識できていますか?そして、生かしていますか?
特に「芸能の世界」の人であれば、これらすべてをフル活用できていなければいけません。すべてが「宝」です。
たぶん君の「宝」は第三者から見れば「羨ましくて仕方がないものばかり」なのです。ところが、君はそれらが「宝」だとは認識できていないのかもしれないのです。
もったいないのです。どうして、もっと活用しないのでしょう。使い倒すまで利用するべきです。
君が「宝」を持ち腐れているのには、いくつか原因があると考えられます。
まず、自分が今「どれほどの人」なのかが分かっていなケースです。もっとシビアに客観的に自分の能力を認識しましょう。「何がどこまで出来ているのか、出来ていないのか」。目を背けずに直視してください。ここには容姿、スタイルも含まれます。
そして、自分が「何を目指している」のか、目標と予定を出来るだけ具体的にしましょう。「いつまでに、どうなっていたいか」を決めることは悪いことではありません。というより、「芸能の世界の人」なら、必須の項目です。目指すもののために利用できるものが身の回りにあるのではないですか?
最も残念な原因が「無関心」です。自分を取り巻く環境にもっと興味と関心を持ってください。君の環境って、実は恵まれていたり、ライバルから羨ましがられたるするものかもしれないのです。実際はどうですか? 環境や周囲の人を使い倒していますか? もっと気づきましょう。
さあ、今一度、よく観察し、考えてみてください。
君は「宝」を持ち腐れているのかもしれません。もっとその価値に気づいて、もっとその「宝」を活用するために、一所懸命になったほうがいいですよ。
そうすれば君の「夢」の実現の可能性はきっと高まります。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百六十三通目」は2025年3月5日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百六十五通目」は2025年3月19日の記事
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