小さな「成長」の積み重ね
稽古場で稽古に励むメンバーを見ていると、突然、「あれ?」と思うことが、しばしばあります。それは、本当に些細な変化についてのことなのです。
例えば、あるメンバーが稽古のスキマ時間に稽古場で流れていた音楽に合わせて体を揺らしていたりするのです。こんな風景は「よくあること」と思うかもしれません。
しかし、そのメンバーは、そもそもダンスがそんなに得意ではありません。事実、「家でもそうやって音楽にノることがあるのか」と質問すると、「ないです」と答えます。
「今、音楽にノってたよ」と伝えると「ホントですね」と自分でも不思議だというふうに答えるのです。
スペーズに入った当初には見られない行動でした。
いつの間にか、音楽に合わせて自然に体が動くようになった、というのは「成長」だと感じます。
別のメンバーは振り付けの一瞬に「すごくカッコイイと思うよ」という動作を見せるようになっていたりします。
「もう一度、やって見せてよ」とリクエストをすると、他のメンバーたちも「カッコイイ」と言う振りを披露してくれるのです。
また、あるメンバーは新しく覚えたばかりのダンスの振りが、もうずいぶん前から知っていたかのように見えることもあります。
ちょうど得意な体の動かし方のあるダンスだったからかもしれません。
いずれのケースにしても、共通して言えるのは「ある日突然」、何かがが、良くなっていることに気がつく、ということでしょうか?
コツコツと努力している人は「成長」するんだなぁ、と実感します。
こういう小さな「成長」の積み重ねが、「大きな目標」を達成する力になっていくのだろうなと感じるのです。
以上
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