“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百五十三通目『芸能の世界に無料 (タダ) なんてない』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百五十三通目『芸能の世界に無料 (タダ) なんてない』
例えば関係者からライブや観劇に「招待」されたとしましょう。「招待」なので、それは「代金は必要ありませんよ」ということです。
この時、君は何を思うでしょうか?
「わ、お金払わなくていいんだ、ラッキー」とか思っているのでしょうか?
もし、そう思っているとしたら君はそのうち芸能の世界から必要とされなくなります。
芸能の世界には「無料 (タダ) のもの」なんて存在しません。
必ず「対価」がいるものだと考えてください。
対価とはお金のこととは限りません。ご招待頂いた場合は最低でも代金に相当する程度の差し入れは持参するべきです。
そして、観賞後にはなんらかの方法で、お礼と感想を伝えるのは当たり前のことです。
席が有り余っているから先方が招待してくれたとは限りません。必ず、なにか狙いや目的があるるのです。その目的にかなう何かを君は返すべきです。
パフォーマンスを見て、何かアドバイスが欲しいのかもしれません。今後一緒に仕事をするのでその参考にして欲しいのかもしれません。これまでの貸し借りの精算のつもりかもしれません。もちろん単に「集客」「動員」「人集め」だったのかもしれません。
なんであれ、「見た」ならお礼や感想くらいを返すのは最低限のマナーです。
そういうことが出来ない人は、やがて誰からも「求められなく」なります。誰からも目を「かけられること」も、「可愛がられること」も、「あてにされること」も、「頼りにされること」も、「大事にされること」も、「必要とされること」もなくなります。
そうして芸能の世界から必要とされなくなっていくのです。
芸能の世界に無料 (タダ) のものなんてないのです。
自分が「何を返すべき」なのかをよく考える習慣を身につけて下さい。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百五十二通目」は2024年12月11日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百五十四通目」は2024年12月25日の記事
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