三日月 詩「栄ミナミ音楽祭 '24に出演して」


 「栄ミナミ音楽祭'24」。今のスペーズが経験する初めてで最大の音楽イベントでした。普段のライブとは勝手の違うことばかり。その一番は有線マイクでのパフォーマンスです。

 ダンスパフォーマンスを武器とする三日月 詩にとっても挑戦の日々だったはずです。

 その三日月 詩の感想を伝えさせていただきます。


〇三日月 詩

 自分はなかなか他のメンバーとスケジュールが合わせられませんでした。有線マイクでは普段と違う構成 (移動や立ち位置など) になるのですが、共有して貰う練習動画を見て、イメージトレーニングをしながら全体練習に向けて準備をする日々でした。実際の距離感や動き方などを把握するのに時間が掛かってしまいました。 

 最初のライブが歩行者天国でのパフォーマンスでした。どうしたら行き交う人たちが立ち止まって、ずっと自分たちのことを見てもらえるか。もう少し事前に想像を膨らませて、準備が出来きなかったかなと思っています。本番ではその場の勢いでアピールすることしかできませんでした。



 とにかく「栄ミナミ音楽祭」はすごく楽しかったです。

 普段は屋内のライブハウスがほんどです。広々とした屋外空間のステージでは、遠くから見てくれてる人や、目の前を通り過ぎていく人など、全体にアピールをするのが思っていたよりも難しかったです。でも、立ち止まって見てくれる人がいるとすごく嬉しかったです。


 屋外でのパフォーマンスはテンションが上がりました。気合いが入りました。

 特に「ダイナゴヤ」の時に外国の人が数名いらっしゃり、見ていてくれてたのが嬉しかったです!外国の人に見てもらう事は初めてだったので、「スペーズって海外でも理解してもらえるのかも」と想像したりもしました。


 ファンサービスの仕方が課題かなと思いました。はっきりと、誰に向けて、やってます!って動きが明確でないと観客に届かないということを改めて感じました。通行していく人へのアピールの仕方、2階、3階と遠くに居る人への届け方。特に遠いほどに表情は見えにくくなりますから、体全体で表現していかないといけません。大きくはっきりと!そういうことを意識できるようになりました。「あなたを見てますよ!」ってすぐにわかって貰えれるようにもっと意識してパフォーマンスをしていこうと思います。



 他にも気が付いたことがあります。

 例えばMC。トークをもっと磨けば、それだけでも興味をもってくれる人は増えるはずです。

 あるいはメンバーとのアイコンタクト。「栄ミナミ音楽祭'24」では、観客へのアピールを意識し過ぎたあまり、メンバーとのアイコンタクトが少なかった気がしました。アピールも大事ですが、グループ内のコミュニケーションがおろそかになると全体のパフォーマンスが単調になるような気がします。



 「栄ミナミ音楽祭'24」の準備段階でメンバーと意見交換する事が多かったです。当日のちょっとした工夫やアイコンタクトでカバーし合ったりと前よりも出来るようになってきた気がします。

 やはりコミュニケーションは大切だと改めて思いました。

 今後もメンバー間でのコミュニケーションの機会を増やして、スペーズをもっともっと大きくして行けるようにします!

                                                以上

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。