“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百二十通目『トレードマーク』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百二十通目『トレードマーク』
トレードマーク。商品について言えば、それは「商標」のことです。芸能の世界においては「他者との差別化。その人の個性づける独特な外見」といったところです。
特に芸能の世界では「戦略」のひとつとして広く使われています。
「誰々といったらそのトレードマーク」「そのトレードマークといったらあの人」と一般の人に印象づけることが出来たら成功です。
例えば「あの俳優さんといえばロングのストレートヘア」であるとか、「あのアイドルといえばツインテール」だとか、「あのタレントさんは奇抜な衣服を身に付けている」とか、「あの芸人さんといえば〇〇色のベスト」だとか「黒縁のいかついメガネ」だとか、そういったものです。
身体的特徴をトレードマークとする場合もありますが、多くは髪型、ファッション、メイク、アクセサリーをトレードマークとしています。
君にはトレードマークはありますか?
もちろん、なくてはならないというものではありませんが、まだまだ自分は人気がないとか、知名度が低いという場合には、トレードマーク戦略を取り入れることは大変有効です。
ただし、「何をトレードマークにするか」は慎重であるべきです。類似のトレードマークを持っている競合他者がいるかもしれないからです。よく調べましょう。
そして、一度、「コレ」と決めたからには、人気を得るまでそのトレードマークを押し通す覚悟が必要です。それがファッションアイテムであった場合は、「オシャレ」で身に付けているわけではなく、自分の個性を際立たせるものである、という意識をなくしてはなりません。
トレードマークは「それが自分の体の一部」であったり、「それが自分自身」であるさえいえるほどでないといけません。
トレードマークは自分のアイデンティティを証明するものです。大切にしてください。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百十九通目」は2024年4月24日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百二十一通目」は2024年5月8日の記事
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