“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百十七通目『日々の思いを記録する』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百十七通目『日々の思いを記録する』
君はまだ「芸能の世界」に入って日が浅いかもしれないし、もう何年も経っているかもしれません。
そのどちらでも構いません。君自身の成長にとても役に立つことを教えます。
それは「日記を書くこと」です。
「日記」といっても、毎日書かなくてもいいですし、丁寧に文章にしなくてもいいです。スマホのメモに書くだけでも十分です。思いついたことの箇条書きでも構いません。
SNSではダメです。「自分だけしか読めないような日記」がよいです。SNSでは、いつ、どこで誰かが読めてしまいますから、「本音」を記録しにくいからです。
自分だけしか読めないところに記録するのがよいです。
とにかく「へー」とか「おー」とか「なるほど」とか「知らなかった」とか「スゴい」とか、なんでもいいのです。「自分の心が動いたこと」を記録してください。
「イヤなカンジ」とか「コワイ」とか「ダルい」とか「悲しい」とか「苦しい」とか「キライ」とか「つらい」とか、そういうネガティブな感情も記しておいてください。もし、人の名前が出てくるような時にはイニシャルで記録しておくことをオススメします。流出したときのリスクも想像しておきましょう。
そして、絶対に「日付」だけは記入しておいてください。
芸能の世界は毎日が発見の連続だと思います。特に日が浅い人ほど「新しく知ることばかり」のはずです。そういうモノに接触した時の自分の素直な感想や思いを綴っておいてください。
やがては慣れてしまうでしょうし、特別な価値もなくなってしまうかもしれません。
そうやって記録しておいたものをいつか読み返してみてください。
読み返すのは「カベにつきあたったり」、「挫折しそうになったり」、「ヘコんでいる時」や「泣きたくなるような時」がよいです。
何か月か前、もしくは何年も前の自分が「芸能の世界」でどんなことを発見し、何に感動し、どんなことを苦しいと思い、何を目指していたか。
きっと今の自分よりは未熟な自分から、何かのメッセージを受け取ることが出来るはずです。
「ああ、この時、自分はこんなことを考えていたんだなぁ」と知ることで、自分の成長を確認できるでしょう。
「日記」は「芸能の世界」に夢を描き、憧れを持っていた「過去の自分からのメッセージ」と言えます。
「日々の思いを記録する」ことで、未来の自分へ「贈り物」を届けてあげてください。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百十六通目」は2024年4月3日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 百十八通目」は2024年4月17日の記事
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