“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八十七通目『稽古は全力で臨め』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八十七通目『稽古は全力で臨め』
稽古場で出来ないことは本番では絶対に出来ません。
稽古場以上の力を本番ステージにぶつけても「上手くいく」はずはありません。
つまり、稽古場で80%の力でしか表現していない人が、ぶっつけ本番で120%の力を出しても「良いパフォーマンスにはならない」のです。
なぜなら、120%のうちの40%は正しい表現指導をうけていない「ガムシャラなだけ」のパフォーマンスでしかないからです。
本来ならば稽古場で100%以上の「自分の出来ること」を体現し、指導者に教授してもらうことを、繰り返すのが「稽古」というものです。
その上で、できるだけ100%のパフォーマンスを本番で見せようとするのが「プロ」です。
「ガムシャラなだけ」のパフォーマンスは、勢いはあるように見えますが、一方では独りよがりで身勝手な振る舞いでしかありません。
もし、その人がグループの一員である場合はアブないです。グループの「調和」を乱したパフォーマンスを披露しているかもしれないのです。
そのようにならないために、君は「稽古場では “常に全力で” 歌って、踊って、演技して、表現する」べきです。
もちろん、臨機応変に力の出し具合は調節するべきですが、「自分の全力はコレです」というパフォーマンスを稽古場で見せて、指導を受けなければ、いつまでたっても「100%の自分」をステージで披露することは出来ないと考えてください。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八十六通目」は2023年9月6日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八十八通目」は2023年9月20日の記事
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