“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 七十九通目『自分の感度の磨き方』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 七十九通目『自分の感度の磨き方』
君は自分の「感度」に自信がありますか。
「感度」というのは「センス」だったり「物差し」だったり「〇か✕か」「良し悪しの基準」のようなものです。
芸能の世界で生きていくには、この「感度」は鈍いより鋭いほうが有利です。
しかし、この「感度」というものは誰からも教えてもらえません。
なぜなら人が「もともと持つ感度」というものが「人によって千差万別」だからです。教えたところで「もともと持つ感度」が人それぞれなので教えて伝わるものではないのです。教えたものが正しく伝わったかどうかが把握できないのです。
でも、「感度を磨く」ことはできます。「感度を磨く」には「2つのコト」が必要です。
「ひとつ目」は、多くのモノを「見て」「聞いて」「感じて」「知る」ことです。そういったコトが、君の感度を磨くのです。
「ふたつ目」が、「観察し」「仮説を立て」「確かめる」コトです。これには少し時間が必要になります。1年、2年、3年もしくはそれ以上に時間が必要な場合もあります。
たとえばある「ビジネス」や「商売」、「流行りもの」、「リアルイベント」、「アイドルグループ」などを見て、成長するか、儲かるか、うまくいくか、失敗するかなどの仮説を観察から立てるとします。しかし、それらが一定の結果を出すまでは時間がかかる場合がほとんどです。
でも、「仮説を立て」て「確かめた」結果、自分の予測どおりの結論が得られた場合、君の「感度」は一段と磨かれたことが自分でわかるはずです。
こういうことを繰り返していくことで、君は「自分の感度」を「自分で信用できるもの」にしていくのです。
他人からの意見に左右されてばかりでは、「自分らしい自分」には成れません。
芸能の世界で生き残っていきたいのであれば、自信を持てる「自分の感度」を身に宿してください。
君は、もっと自分の「感度」を磨くべきです。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 七十八通目」は2023年7月12日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八十通目」は2023年7月26日の記事
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