スペーズならどうするか
この一週間で観ることができたのは、演劇が3つ、音楽ライブが1つです。
どのステージを観ていても考えることは「スペーズならどうやるか」「スペーズに生かすことができるものは何か」ということです。
音楽ライブはインディーズながら自動車メーカーのCMに歌が器用されたアーティストの全国ツアー名古屋公演です。
直前にNHKでライブイベントの照明を担当する会社のドキュメント的な番組を偶然見たので、照明のことが気になってしかたがありませんでした。
「ムービングライト」という、灯体が動いて照射方向を自在に操れるライトがあります。LEDの色を変化させたり、「ゴボ」といわれる光の表現を演出するパターンの投影ができる照明器具です。
ライブハウスではなかなかお目にかかれない機材ですが、「いつか、あーゆーので演出できたらいいなぁ」と夢想してしまいます。
演劇のひとつは、スペーズメンバーがスペーズとは別の役者名で出演する舞台です。
スペーズの活動を一時停止して稽古に励んだお芝居なので、その成果が気にならないわけはありません。
スペーズのお客さんが観劇に来てくれたり、お花を頂いたりしていました。本当にありがたいことだと思います。
出来は、本人的には、まずまずだったのではないでしょうか。舞台は無事に千秋楽を迎えました。
スペーズと関りがある俳優が出演する劇も観ました。心の病気を題材にした難しい話でしたが、脚本がよく出来ていました。半歩踏み出すと誰かを傷つけかねない表現もギリギリボーダーラインを超えないところで処理していました。
美術、演出、俳優の演技も良く、観れてよかったと思います。
もう1本は野外劇です。関西を拠点に活動する60代と50代の夫婦2人だけの劇団です。30年ほど前は団員も多く、芝居小屋で活動をしていましたが、現在では2人で全国を移動し公演活動を行っています。年に1度、名古屋で芝居を打っています。
2人しか俳優がいないのにも関わらず、工夫で複数のキャラクターを演じ分けます。時にはギターやバイオリンを演奏し、歌い踊りながら物語を紡いでいきます。
水上に浮いた直径3メートル程の円形舞台で踊る体幹の強さ、朗々とした歌声。年齢を感じさせない姿は圧巻です。
「演劇」の可能性を見せてくれるおふたりには敬意の念を抱きます。
どのステージからも刺激をたくさん頂きました。全部が実現可能なわけではありませんが、スペーズの参考になるものがたくさんありました。ひとつずつ、順々に試していこうと思います。どうぞ楽しみにしていてください。
以上
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