「芸術は長く、人生は短し」
2023年4月2日(日)夜、ある日本人音楽家の訃報が報じられました。80年代に人気を博したバンドのメンバーで映画音楽で世界的に有名になったアーティストです。
彼はがんと闘っていました。同じバンドだったメンバーが2023年1月に病気のためこの世を去ったばかりです。まるで後を追うように行ってしまいました。
最期の時の直前までに音楽と向き合っていました。その様子は2023年1月に発売された “生前最後のオリジナルアルバム” から伺えます。2021年から2022年の間に収録された演奏のいくつかには生々しい “息の音” までが収められています。
「ああ、この時には彼は確実に生きていたんだな」と思ってしまいます。彼が関わったCDやアナログレコードを何十枚も所有しています。しかし、もう永遠に「新作」を聞くことが出来ないんだと思うと息が詰まりそうになります。
とても好きなアーティストでした。同じ時代を生きた人たちは色々な形で影響を受けていると思います。そして間違いなくスペーズの誕生にも関りがあるのです。
「芸術は長く、人生は短し」
所属事務所が発表した彼が好んだ一文です。
スペーズの活動がいつまで続けられるかはわかりません。でも、一人でも多くの人に「良い影響」を与えられたらいいな、と本気で思っています。
このアーティストの何億分の一、いえ何十億分の一でもよいので、「ああ、スペーズと同じ時代に生きられてよかったな」と誰かに思ってもらえたら本望です。
以上
0コメント