稽古の先生たちに支えられながら
スペーズは複数の稽古の先生に支えられています。
先生たちからヒップホップ、ジャズダンス、ロックダンス、パラパラそして日本舞踊やバレエの要素まで、ステージの上でパフォーマンスするのに必要なスキルを教わります。ボイストレーニングや演技指導も受けます。お笑い芸人さんからお笑いの歴史とネタのつくり方を学ぶこともあります。男装としての立ち居振る舞いを指導してもらうこともあります。
「何の役に立つの?」と思われることも教授していますが、それらは必ず役に立つのです。
メンバーは平日の夜に稽古をしています。教わらなければならないことはいくらでもありますから、どれだけ時間があっても足りないくらいです。
↓ ヒップホップの基本的なステップはスペーズの振り付けに不可欠です。ジャズダンスやロックダンスの動きはそれとは全く別のものですが、それらもすべて重要です。反復練習が欠かせません。
メンバーにもそれぞれの生活がありますが、自分の時間をやりくりして学んだことの予習復習に余念がありません。出来なかったことが出来るようになるのは喜びにつながりますし、ステージで披露したものをお客さんにほめられれば、とても嬉しいです。
自分が成長していると感じることが、なによりのモチベーションにつながります。
↓ パイプ椅子をバーの代わりに使います。バレエのバーレッスンは正しい姿勢で体をコントロールするためのものです。
↓ スペーズがダンス中で使う扇子の扱い方は日本舞踊の先生の指導を受けたものです。適当に振り回しているわけではないのです。
どの先生も稽古時間以外にもメンバーのことを気にかけてくれます。ありがたいことです。SNSを使って稽古動画のやりとりをしていただいたり、時には相談に乗っていただくこともあります。
先日、先生から「上達に悩んでいるメンバーと面談しましょうか」と申し出を頂きました。ステージ後の交流会の時に、そのことをメンバーに伝えたところ、メンバーの目に光るものがありました。ありがたい、と感じていたのかもしれません。「稽古中やお客さんの前で泣いてはいけない」と日頃から指導していますが、この時ばかりは注意も指摘もできませんでした。
男装パフォーマンスユニット「SPADES」(スペーズ)は複数の先生に支えられています。先生たちから得たスキルや知識はステージの上で生かされるだけではなく、きっと、メンバーのその後の人生にも大きな影響を与えるはずです。
以上
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